内容説明
アンドリュー・ラングがあつめた世界の妖精物語を定評ある名訳でおくります。「アブノワとおかみさん」チュニス、「小さな野ばら」ルーマニア、「魔法使いのおくりもの」フィンランドなど全14編がおさめられています。小学中級から。
著者等紹介
川端康成[カワバタヤスナリ]
1899年大阪に生まれる。東京大学国文科卒。1961年に文化勲賞、1968年にはノーベル文学賞を受賞。1972年没
野上彰[ノガミアキラ]
1908年徳島に生まれる。本名藤本登。京都大学法科中退。日本棋院、大地書房各編集局長のほか、火の会、雲の会、ペンクラブ、米国囲碁協会などにくわわり、詩、小説、翻訳、囲碁、将棋、麻雀、競馬とあらゆるジャンルに、奇才ぶりを発揮。1967年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
文庫になっていました。昔読んだ印象と違う気がしましたが…。『 七人のシモン / ひみつをまもった子ども / 小さな野ばら / かえるとライオンの妖精 / 石屋 / 小屋のねこ / アブノワとおかみさん / 魔法使いのおくりもの / ひつじ飼いのポール / にせの王子とほんとうの王子 / こじきの子どもときつね / ラッキーラック / 王子と竜 / 白いしか 』2022/08/03
にしき よう
1
このところ昔話の常套「秘密を漏らす」「約束を守らない」という話を多く読んできたので、私にとってこの巻では「ひみつをまもった子ども」が一番印象深かった。2010/12/28
ねこうさ✿
0
どこかで読んだことがあるような世界の民話、童話。世界各地に類話があって面白い。それぞれの色の童話集はどんな法則でまとめられているのだろう。巡り巡って元に戻る日本の「石屋」が面白かった。2013/10/05