出版社内容情報
小学校中学年から
内容説明
クリングゾア先生は、ちょっぴり魔法がつかえる。指をパチンと鳴らすと、クラスじゅうの子がかかしの姿になったり、ぶきような子がスポーツ万能になったりするのだ。国際アンデルセン賞作家が語る、愛すべき教師の姿。小学中級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
少しだけ魔法が使えるクリングゾア先生のクラスの生徒に、次々と不思議なことが起こります。生徒に自信や勇気を与えてくれるすてきな先生です。ブロイスラーの話に、いとうひろしさんの絵が、不思議な出来事とマッチしてます。2021/12/31
takaC
11
クリングゾア先生は、お幾つなんですかね?2011/11/28
のん@絵本童話専門
1
プロイスラー作品を読み進めています。自分の故郷と先生をしていたときの経験を元に生み出された作品。新しくやってきたクリングゾア先生は、ちょっとした魔法使いです。魔法の文句を言い、指をかるくパチンと鳴らすと…。先生の魔法は本当にちょっとしたことしか起こらないんです。現状の困りごとを解決するだけのちょっとしたこと。最後の先生の急展開に驚き!中学年くらい2021/10/25
ひつまぶし
1
この物語の特徴は、子どもの頃に通った小学校に伝わるある先生について著者が読者に語るという形式でつづられるところにある。つまり、昔話を翻案する著述スタイルそのものが戯画化されているわけだ。クリングゾア先生は魔法が使える。しかし、魔法は万能ではなく、役に立たないこともある。自身も教職経験を持つ著者は、先生を完璧な存在としては描かない。それでも先生たちは子どもたちのことを思って魔法とも思われるような奇跡を起こすために努力するものなのだ。プロイスラーのまなざしが優しいのはそのような祈りが込められているからだろう。2021/09/28
Mari
0
いろんな個性の生徒が出てきて、その個性が先生の魔法によって良くなる。 ドイツの作家なので、話のテンポが少し気になったけれど、最初のうちだけで、どんどんハマる。 小学校時代のクラス仲間と先生の団結を思い出した。 先生のプライベートな話もある。 大人が読んでも感じるところがある作品。2014/01/23
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