出版社内容情報
一部の人だけのものだった書物の大量複製を可能にした印刷術を発明し、人々に知識への扉を開いたドイツの技術者の生涯。 小学校高学年から
内容説明
ヨハネス・グーテンベルクは、活字を使った活版印刷術を発明しました。しかし、グーテンベルクは、謎につつまれた人物で、彼の一生については、あまりよく分かっていません。ただ、彼が20年以上の歳月をかけて、ひたむきに活版印刷術のアイデアを発展させていき、完成させたことは確かです。印刷術が登場する以前は、ほとんどの書物は手書きで、数も少なく、聖職者や学者、それに裕富な人たちだけしか読むことができませんでした。ところが、活版印刷術によって、書物が大量に、安く、速くつくられるようになると、多くの人々の手に書物が行きわたるようになり、知識は急速に広がり、歴史の流れまでも変えたのです。小学中級から大人まで。
目次
気がかり
印刷物のない世界
退屈
最初の印刷者たち
需要と供給
可動活字
ライバルの主張
謎の男
好調なすべりだし
流浪の身
秘密の鏡
事業再開
活字鋳造
印刷機へ
グーテンベルクの聖書
訴訟ののち
印刷の時代
報道印刷
回転式
機械による植字
写真植字
読書人口の増加〔ほか〕
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- 和書
- 木枯し紋次郎さらば手鞠唄