出版社内容情報
病院の環境改善を求めて、50年間に渡り力を尽くし、現在の看護のあり方を確立したナイチンゲールの一生を追う伝記。 小学校高学年から
内容説明
フローレンス・ナイチンゲールは、現在の看護のあり方を確立しました。1854年のクリミア戦争で、負傷兵を看病してまわった、聖人のような「ランプを持った淑女」として知られてきましたが、それだけではなく、ナイチンゲールは、才覚があり、不屈の精神の持ち主で、病院の環境などの改善をもとめて、軍の指揮官や政府の大臣とたたかいました。50年間にわたって、骨身をおしまず力をつくし、病院看護のあらゆる分野についての専門家となり、病院の大変革をなしとげたのです。
目次
ナイチンゲール一家のヨーロッパ大旅行
カイゼルスベルスで
『カッサンドラ』
クリミア戦争
フローレンスの到着
「ランプをもった淑女」
ナイチンゲール基金
“英雄”フローレンス
ビクトリア女王の助け
パーサの結婚
『看護について』
ナイチンゲール看護婦養成学校の看護婦たち
インドの陸軍
救貧院の改革
ふたたびセント・トーマス病院へ〔ほか〕