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出版社内容情報
もし、自分自身に負けそうになったら、どうしたらいい? 気になる同級生を、なにげないひと言で傷つけてしまったら? いつも自由でありのままのあの子が、うらやましくなったら?
高村有、令丈ヒロ子、加藤純子、黒川裕子、山崎ナオコーラ、5人の作家による、人間関係の悩みによりそう短編を収録。
内容説明
「恥ずかしがり屋は、たくさん経験をつんだら、なおるよ」「なおる」という言葉で、胸が痛くなった。自分は、なおすものではない気がしていたから。こんなとき、どうしたらいい?あなたの悩みによりそう5つの短編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪丸 風人
13
多彩な個性が響き合う5篇。さまざまな葛藤が描かれるので、どこかに必ず共感ポイントがあり、生きづらさに効く気づきも見つけられると思いますよ。楽しさ抜群の[こわくない]で作文の破壊力にKOされ、[負けそう]は距離感に新鮮味があり、[歌]はパワフル先生の魅力が圧倒的、[恥ずかしく]では壁を超える気づきと勇気に心が温まりました。[踏みだせたなら]は心のもやが晴れる爽やかさ。危うさを経て変わる関係性には、思わず頬がほころびましたよ。それぞれに未来へつながる光を感じられる作品集でした。(対象年齢は10歳半以上かな?)2025/06/14
芦屋和音
2
隣の席の子が気になってしまう「もし、わたしがもっと踏みだせたなら」は、勇気を持って関わりを持つと新たな一面が見えてくる胸キュン話。/直(治)すよう強要される恥ずかしがり屋「もし、恥ずかしくなったら」は、なんで子がつらいことを強要してくるのか大人への提言でもある。他全5編。2025/05/13