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出版社内容情報
もし、大切な友だちに嫉妬してしまったら、どうすればいい? グループの周りの子に合わせるのに疲れたら? そりの合わないクラスメイトがいたら?
山本悦子、白藤か子、四月猫あらし、森川成美、田部智子、5人の作家による、人間関係の悩みによりそう短編を収録。
内容説明
「よっ、『じゃない方』」クラスの中でのぼくの立ち位置は、「…じゃない方のクラス委員」…なのだ。こんなとき、どうしたらいい?あなたの悩みによりそう5つの短編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪丸 風人
11
ねたみそねみを描きまくる一冊、ではありません。子どもたちが抱える様々な葛藤に寄り添う短編集。[親友]で主人公の微妙な立場に共感し、[疲れ]の解放には快哉を叫び、[父親が]で人生のままならさに引っ張り込まれました。[むかつく]の浮き沈みには心地よく酔って、[じゃない方]では、キャラの強力さにモロくぎ付けでしたよ。全体を通して、シリアスさの重みもありますが、後味は良いので気軽に楽しめる作品だと思います。人とのつながりシリーズはどれも、朝読にちょうどよさそうなボリュームですね。(対象年齢は10歳半以上かな?)2025/07/13
芦屋和音
2
四月猫あらし作品はクソみたいな大人の描き方が上手く、デビュー作に通じるものがある。親友やクラスメイトに対するイラつきモヤモヤが共感を呼ぶお話多め。表題作含む全5編。2025/03/02