出版社内容情報
ストーリーの展開を4つのタイプに分けて編集した作品集。本を読みたい気分は、その時々でちがうはず。各巻のタイトルを見てもわかるとおり、たとえば、おだやかな気持ちになりたいときは、『きっと、物語はよりそう』、ハッピーエンドのお話がしっくりこないときは、『さらに、物語は迷いこむ』というように、今までにない視点で本を選べる。短編集なので手に取りやすく、気軽に小説の面白さに触れられる。
内容説明
やがて、物語は逆転する。そして、物語は決着する。きっと、物語はよりそう。さらに、物語は迷いこむ。小学校中学年から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スイ
12
読みやすい六編の物語。 銭天堂の廣嶋玲子さんのは、らしいなぁ。 山本悦子さんの「七不思議迷路の冒険」がハラハラわくわくで私は一番好み。2020/11/09
けいねこ
4
6人の書き手によるアンソロジー。意外性というか、展開が読めなかったのは、ラストの『宇宙人の自由研究』。SFかと思うようなタイトルだけれど、6編のなかで一番リアルな作品だった。ジャンルがいろいろな作品たちなので、決まったジャンルの本しか読まない子だったら、いつもは読まないタイプの作品に出会うチャンスかも。2020/07/24
二条ママ
3
長女小4。独り読み。2020/09/10
芦屋和音
0
6つの短編の中でも「おおっ!」と思ったのは『F子のうわさ』。謎ときクラブに持ち込まれた問題を2人の男児が解決する。この短さでキャラの確立と推理してゆく展開が無理なく描かれており面白かった。この「物語は~」シリーズ、小学校中学年からの朝読にオススメ!2022/08/14