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出版社内容情報
古典をモチーフにした4つの物語を収録。恐怖をテーマにしたそれぞれの作品の最後に著者メッセージ、巻末に古典への読書案内を掲載。
日本児童文学者協会[ニホンジドウブンガクシャキョウカイ]
浅賀行雄[アサカユキオ]
内容説明
この本に収められている四つの作品は、“古典”とよばれる古今東西の物語にヒントを得て書かれています。この巻では、おそろしい話、まがまがしい話を収録しました。それぞれの作品の最後に、作者からのメッセージがあります。また、巻末には、その古典へと導く読書案内もつけました。時の流れにのせて、新しいストーリーから、いにしえの物語が息づきます。対象年令小学校高学年から。
著者等紹介
浅賀行雄[アサカユキオ]
画家。東京都出身。イラストレーター。『四畳半調理の拘泥』ほかで講談社出版文化賞さし絵賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
古典からヒントを得て書かれた物語が4編。物語ごとに作者からのメッセージがあり、ヒントになった作品や思いが書かれています。巻末にはその古典への読書案内つきです。どんな古典がもとになったのかネタバレせずに読み、「これかな?」と予想するのも楽しかったです。『仙人さん 令丈ヒロ子』『マクベスの消しゴム』『さよならピアノ 吉野万理子』『第三の子ども 阿刀田高』 マクベスの消しゴムが怖かったです! 2020/06/05
つき
10
古事記を下書きにした表題作【第三の子ども】は、燃えるようなオレンジと夕闇、優しさと残酷さ、美しさと醜さ…などの対比が怖さを掻き立てる。『仙人さん』『マクベスの消しゴム』『さよならピアノ』『第三の子ども』と、4作品すべておもしろかったが、表題作が頭ひとつ抜きん出ている印象。この作品を読むだけでも価値があると感じた。2017/09/11
しろのあ
2
このシリーズはおなじみの作家さんがどんな作品が好きだったのルーツかわかって面白い。マクベス面白いんだけど元の戯曲は、小学生には読みにくいので、これくらいがちょうどいいかな。2017/06/17
nobue
1
古今東西の古典をヒントに書かれた4つの新しい物語。今回のは「こわい話」を集めたもの。「マクベスの消しゴム」が一番怖い。書籍タイトルにもなっている「第三の子ども」は読みながら「確かに、三人目はどうなったんだろう?」と疑問を抱いた。原典となる古事記にもその記載はないらしい。とりあえず、古事記をもう一度読みたいと思う。2025/01/26
ソーナノ
1
仙人さん/マクベスの消しゴム/さよならピアノ/第三の子ども2018/03/22