出版社内容情報
人間の言葉をしゃべれる子ねずみのゴル、ゴーン、ゾラ。
父の「チーズと自分は見うしなうな」との教えをむねに
チーズ屋で人だすけをしたり、ゆうれいをよびだす会にもぐりこんだり
ねずみとり男と対決したり、だいぼうけんをくりひろげます。
短いおはなし、3つが入っています。
「青の読み手」シリーズ屈指の人気キャラクター、
パルメザンの家族が活躍する物語です。
【目次】
内容説明
しゃべる子ねずみたちのだいぼうけん!「チーズと自分は見うしなうな」父の教えをむねに、ときにチーズをつまみぐいし、ときに人をたすけ、怪人ねずみとり男と対決します。みじかいおはなし3話が入っています。
著者等紹介
小森香折[コモリカオリ]
東京都に生まれる。『ニコルの塔』でちゅうでん児童文学賞大賞、新美南吉児童文学賞を受賞
平澤朋子[ヒラサワトモコ]
イラストレーター。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業後、児童書の挿絵や絵本など、様々な媒体で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
150
突然目の前に現れては、風のように走り去っていくねずみが、もし突然立ち止まって声をかけてきたらどんなに驚くだろう。誰もいないはずなのに、どこかからひそひそと話し声が聴こえてきたりしたら、ちょっと恐ろしい。物語に出てくる三匹のねずみ、ゴルとゴーンとゾラが大活躍。読み終えてから、ゴルゴンゾーラだと気づいたのは鈍感な私。怪しい霊媒師やねずみとりが上手な男が出てきたり、4話が収録されている。お気に入りはチーズの神さま。美味しそうなチーズの塊がたくさん並んだ高級チーズ専門店でのハプニングが、ユーモアたっぷりで面白い。2025/09/15
えつ
14
可愛い装丁に惹かれた作品。人間の言葉を喋ることができる子ねずみのゴル、ゴーン、ゾラ。 父・パルメザンの「チーズと自分は見うしなうな」という教えが面白い。ねずみだからそうなるのか。どのお話も面白かった。絵も可愛くて最高でした。NetGalleyにて。2025/09/20
📖®書店員🍵
3
ちょっぴり抜けていて食いしん坊な『ゴル』 無口だけど優しくて賢い『ゴーン』 こわいおはなしが大好きで怖いもの知らずの『ゾラ』 3ひきのきょうだいねずみたちのちょっぴり不思議な大冒険 3ひきのきょうだいがある日出会ったとても恐ろしい『ねずみとり男』 捕まってしまった『ゴル』と助けにいく2ひき。 無事に助け出すことはできるかな……? とってもわくわくして可愛らしくちょっぴり怖いお話。 楽しくよませていただきました!2025/10/09
よし
2
「青の読み手シリーズ」に登場するしゃべるネズミパルメザンの3匹の子どもたち、ゴル・ゴーン・ゾラが活躍するお話でした。それぞれが個性的で、お互いを想いっやっていて、襲いかかる事件や困難にも正義感や勇気をもって立ち向かっていく様子が、頼もしくもあり、ちょっと可笑しくもあり、ほっこりと心が温まります。パルメザンがお父さんとして子どもたちに尊敬されているようで何よりです。#NetGalleyJP2025/09/25