出版社内容情報
アスペルガー症候群当事者の著者が敬愛するヘンな先生、らぶちゃんのことを、愛情たっぷりに表現したユニークな絵本。他者理解がつながりの可能性を生む。
内容説明
9歳のお誕生日の2日前、アスペルガー症候群であることの本人告知を受けた著者からのメッセージ。中学生のときに、尊敬している先生について全てを愛する思いを描いた、大事な他者理解。小学校中学年から。
著者等紹介
フワリ[フワリ]
6歳でアスペルガー症候群と診断、8歳で告知を受ける。絵本を作る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さおり
52
図書館にて。フワリちゃんの絵本3冊目は、前2冊とは少し趣が違う。中学生のときに、尊敬している先生についてかいた本なのだそう。フワリちゃんは今、すてきな高校生になっているのかもしれないな。2016/09/15
たまきら
33
ん?だれ?となりますが、学校の先生です。そしてきっと、著者が家族以外で心を許すことができた人なんだと思います。らぶちゃんが面白い。へんだけど、好き。そんなきもちがつたわってきてほほえましい本です。2019/12/03
ヒラP@ehon.gohon
14
フワリさんの三作目です。 発達障害の彼女が成長とともに自分をこのように分析出来ていること、未来の自分にこんなことを望んでいることを感じて、とても驚きました。 先生になるのが夢なのですね。 いい先生に出会ったのですね。 発達障害の心を理解する上で、とても貴重な絵本だと思います。2018/03/13
カナ@バンバンビガロ
10
フワリちゃんが中学生になって書いた「アスペルガーの心」の3冊目。フワリちゃんが大好きな「らぶちゃん」という教頭先生が出てきます。らぶちゃんみたいな人が、うちのアスペルガー娘の身近にいたらいいのになぁ…と思いながらニコニコしながら読みました。娘も「らぶちゃんて面白いよねぇ」とニコニコ笑顔で読んでいました。2018/02/06
yoshi
2
アスペルガーである本人が自身のことを明晰に分析して自分の言葉で綴ってきたシリーズの第3弾は、他者に目を向けられていて、愛して尊敬すべき『らぶちゃん』のこと。そのままのらぶちゃんをそのまま表現しつつ、人としてそのままを受け入れて愛して尊敬していることが伝わる上に、冷静に第三者的理解もされている。すごいなぁ。2018/01/13
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