出版社内容情報
犬のチャンスは、足を一本なくし飼い主とはなれて、ドッグタウンという保護施設でくらしています。親友は、天井裏に住むねずみのマウス。ここではたくさんの犬のほかに、ロボット犬たちも新しいひきとり手を待っているのです。
ある日、ロボット犬のメタルヘッドがチャンスとマウスに「もとの家に帰りたいので助けてほしい」ともちかけます。3匹はいっしょに外の世界へ! 冒険のすえ、ドッグタウンにもどったチャンスに大きな試練がおとずれます。チャンスはまたもやこっそりドッグタウンをぬけだして、以前の飼い主の家へと向かうのですが……。
犬の保護施設で起こる出来事をチャンスの視点でユーモラスにえがきつつ、犬たちの切ない心情にせまる物語。
【目次】
1 幸運の犬チャンス
2 ドッグタウンのこと
3 セントバーナード犬のジェラルディン
4 マウスとの出会い
5 もらい手のない犬はどうなる?
6 犬たちへの読みきかせ会
7 きいちゃいけない質問
8 バスターのうそ
9 ジェラルディンがあぶない
10 〈しっぽ作戦〉決行
11 脱出
12 メタルヘッドの家
13 わたしが四本足だったころ
14 ドッグシッター
15 メタルヘッドの電池切れ
16 金属製の心
17 かわってしまったドッグタウン
18 犬のスーパーパワー
19 スズカケ通り十七番地
20 それから
内容説明
わたしはチャンス。犬の保護施設ドッグタウンでくらしてる。親友は、天井裏に住む、ネズミのマウス。ここにはたくさんの犬やロボット犬がいて、ひきとってくれる人を待ってるんだ。でもある日、ロボット犬のメタルヘッドは、ここをぬけだして、もとの持ち主の家に帰ることにした―。
著者等紹介
アップルゲイト,キャサリン[アップルゲイト,キャサリン] [Applegate,Katherine]
1956年アメリカのミシガン州生まれ。「アニモーフ」シリーズ(共作)で人気を博し、『世界一幸せなゴリラ、イバン』でニューベリー賞を受賞
チョールデンコウ,ジェニファ[チョールデンコウ,ジェニファ] [Choldenko,Gennifer]
1957年アメリカのカリフォルニア州生まれ。児童書の作品に『アル・カポネによろしく』(ニューベリー賞オナー)などがある
尾高薫[オダカカオル]
北海道生まれ。国際基督教大学卒業
セツサチアキ[セツサチアキ]
イラストレーター・デザイナー。おかしのパッケージデザインや盲導犬チャリティーグッズ、ペット商品のデザイン、雑誌のさし絵など、多岐にわたり活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。