スペルホーストのパペット人形

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スペルホーストのパペット人形

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784035215707
  • NDC分類 933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

スペルホーストという元船乗りの孤独な老人が、おもちゃ屋で偶然みつけたパペット人形を買いました。王さまとオオカミ、少女と少年、フクロウの、5体でセットの人形です。老人は少女の人形の目をみつめながら「すまなかった」と涙を流し、1通の手紙を書き残すと、次の日亡くなりました。

人形たちは手紙といっしょに古ぼけたトランクの中に放りこまれ、語るべき物語がはじまるのを待ちました。人形たちにはそれぞれ語りたい夢がありました。偉大な王国を築く夢、森をかけぬけ野生に生きる夢、世界中の美しいものにふれる夢、冒険にのりだし栄光を手にする夢、大空へと羽ばたく夢。

やがて人形たちは、幼い姉妹がくらすお屋敷に引きとられました。姉のエマはさっそく家のパーティーでお客様に人形劇を披露しようと、台本を書きはじめます。「わたし、手紙を読んだの。すばらしい人形劇になるからね。」それは、愛する人を残して海に出た少年の物語でした……。

「完璧にみがかれた小石のような物語」「友情と冒険についての知恵がつまった本」。英米では発売以来つぎつぎと主要な新聞雑誌に書評が載り、ニューヨークタイムズのベストセラー入りした作品。

内容説明

天涯孤独な老人がのこした、1通の手紙と5体の人形。トランクに放りこまれたまま人の手から手へとわたっていき、やがてエマとマーサの姉妹に引きとられます。お話の好きなエマははりきって、人形劇の台本を書きはじめました。ところが人形たちにつぎつぎと災難がふりかかり、みんなちりぢりになってしまいます。「人の心はいつでも謎にみちてる」人形たちの小さな憧れ、人生の終わりをむかえた老人の後悔、若い使用人ジェーンの胸にわきあがる夢。それぞれの思いが、ひとつの物語につながっていく…。

著者等紹介

ディカミロ,ケイト[ディカミロ,ケイト] [DiCamillo,Kate]
アメリカの児童文学作家。『ねずみの騎士デスペローの物語』(ポプラ社)と『空飛ぶリスとひねくれ屋のフローラ』(徳間書店)でニューベリー賞を2度受賞。2014‐2015年にはNational Ambassador for Young People’s Literatureを務めた

モースタッド,ジュリー[モースタッド,ジュリー] [Morstad,Julie]
カナダのイラストレーター・絵本作家

横山和江[ヨコヤマカズエ]
子どもの本の翻訳家。JBBY会員。やまねこ翻訳クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

74
児童書。小学校高学年から▽元船乗りの孤独な老人スペルホーストはおもちゃ屋で、かつて愛した人に似た人形を見つけた。少女の人形だけでなく、フクロウ・少年・オオカミ・お王様の5体セットのパペット人形を手に入れたスペルホーストは、1通の手紙を残して亡くなる。スペルホーストのトランクに入れられた人形たちは売られ、ある姉妹の手に渡る。バラバラになる危機を乗り越え、人形たちは物語を語る▽個性的な人形たちの語りが楽しい。夢のある優しいお話でした。2024.8刊2024/09/24

がらくたどん

54
かつて菫色の瞳をした恋人と別れ船乗りになった孤独な老人が遺したのは、二度と逢えぬ恋人に宛てた手紙と5体のパペットを仕舞ったトランク一つ。菫色の瞳の少女・冒険者の少年・王様に狼に梟の一揃いの人形は売られ売られて姉妹の元へたどり着く。物語が大好きな姉が人形芝居の脚本を書いている間に、人形達はいたずらっ子の妹や自由に憧れるメイドの手で連れ出されて災難に。まさかの大冒険を経て一回り心が豊かになって戻って来た人形達が演じる劇は人の心も深く広く切り拓いたようで・・。どこまでも果てなく広がる物語の力を楽しむ素敵なお話。2024/11/14

joyjoy

16
物語。語られる、その声が、聞こえてくるような、そんな物語だった。彼らのささやくような声を聞きとろうと、耳を澄まして、読む。と、わたしも彼らのうちのひとりになった気分になったり。彼らがわたしの物語をも演じてくれている、という気分になったり。「ぼくたちみんな、同じ物語のなかにいるって、おぼえておかなきゃね。」「みんなにそれぞれ役があるの。」あぁ、そうなんだ、って。わたしのなかの空白が満たされていくような、穏やかな気分に。 挿画のひとつひとつもまた、静かな、物語だった。2024/11/13

Mipo

8
元船長の老人のスペルホーストさん。ある日遠出しておもちゃ屋さんでパペット人形を買う。ハート形の顔にすみれ色の目をした少女の人形に目を奪われたからだ。5体セットでしか売れないと言われ、「愛してはうしない、愛してはうしなう、この世でずっとくりかえされる物語」を知る老人は、いまこそあの子を手に入れると決めた。スペルホーストさん、死んじゃうのさみしい、と思ったけれど、人形は次の持ち主のもとにいった。まるで物語が語り継がれていくように。ジュリー・モースタッドさんによる青の部屋にあるすみれ色の瞳の人形の絵が沁みる。2024/08/31

timeturner

7
いばりんぼ、噛みつきたがり屋、冒険家、賢人、見る人。孤独に死んだ老船長の物語だから暗く哀しいものになるかと思ったら前向きな終わり方でほっとした。でも、ジェーンのあの行動はモラル的にどうなの? 名作『Because of Winn-Dixie』の作者の話に、『世界はこんなに美しい: アンヌとバイクの20,000キロ』の画家ジュリー・モーステッドのスタイリッシュだけど温かい絵の組み合わせがいい。2024/10/15

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