内容説明
「女王さまが お泊まりに来られる!?」の知らせに、野バラのしげみで宿屋を開くネズミ一家は、びっくり、あたふた。ハチの大群がおしよせてきたり、やんちゃな兄さんネズミは、おそろしいタカに さらわれたり…のどかな田園の動物たちに、大事件が もち上ります!―好奇心いっぱいの兄と 気だてのやさしい妹ネズミがくり広げる冒険の数々。小動物の世界を描いて多くのファンを持つアリソン=アトリーの童話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mayuri(Toli)
2
アトリー円熟期の著作。自然の花々や風や月光が香る様な作風で、読んでいてうっとりしてしまう。牧歌的でありながら都会的な短編も収められていて楽しい。ジェイクスの挿絵も素敵。2021/10/03
ヴェルナーの日記
1
アトリーの作品リトル・グレイラビットシリーズでは、挿絵はマーガレット・テンペスト有名ですが、実はこの2人はあまり仲が良くなく、しばしば作品のことで口論になったという。そこで新シリーズは違う挿絵画家を希望して巡り合ったのが、キャサリン・ウィグルズワスが手がけてきたのですが、本作ではフェイス・ジェイクスが描いています。 本作に登場するヒキガエルのトードさんは、リトル・グレイラビットにも少し登場します。 アトリーが円熟味を増した頃の作品で、主人公のスナッグとセレーナ兄妹の活躍が良く描き出されています。2013/02/23
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