出版社内容情報
欧米で永年親しまれてきた味わい深いクリスマスの伝説・童話・詩など、珠玉の14編を収録しました。心の贈り物に最適です。 小学校中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のえる
23
図書館のクリスマスコーナーで見つけた本。世界各地の家庭で読み継がれてきたクリスマスの物語が14編収録されている。 どのお話も暖かかった~。ほっこりする話からクスッと笑える話、優しく戒める話から感動する話等、どのクリスマス物語も素晴らしかった。中でもサンタクロースの起原となっている「セント・ニコラスの話」や、「毎日がクリスマス」は特に印象に残った。 今年のクリスマスは例年のような賑わいは無いけれど、その中でも実は些細なことに感じていたことが幸せだよと気付かせてくれた本書。 今年出会えて良かった一冊🎄🔔2020/12/21
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
クリスマスのおはなしが14話。絵本化されたものも多く、なじみのあるおはなしですが、中村妙子さんの翻訳が、心地よいリズムと、温かくなるものでした。『 ちいさちゃんの箱(チャールズ・タズウェル作)/ ベツレヘムの夜(チャールズ・ディケンズ作)/ アマールと三人の王様(劇 ジァン・C・メノッティ作)/ だれが鐘をならしたか(レイモンド・M・オールデン作)/ クリスマス・ローズの伝説(セルマ・ラーゲルレーブ作)/ ある農家のクリスマス(アーサー・M・ホプキンズ作) →2021/06/12
joyjoy
9
1979年刊。中村妙子訳に惹かれ、娘が幼いときに古書店で購入したもの。久しぶりに開く。世界各地の家庭で読み継がれてきたクリスマスの物語14編。そうそう、クリスマスは、イエス様へみんなが贈り物をする日だったよね。思い出させてくれてありがとう。実話を描いた「ある農家のクリスマス」が、今回は特に心に残る。こんなふうに祈れるようにいなりたいな、と。2023/12/11
そらこ
3
中村妙子さんが集めた海外のクリスマスのお話が、14話。単行本や絵本でおなじみの作品は『クリスマスのまえのばん』『サンタクロースっているでしょうか』。「だれが鐘をならした」は絵本『クリスマスのかね』、「シュニッツル、シュノッツル、シュヌーツル」は『とってもふしぎなクリスマス』。古さを感じさせる作品が多いなか、単行化した作品は、とびぬけてておもしろい。ほかに「クリスマスツリーのねがい」(絵本化されていた様な気もするけれど不明)、ファージョンの「セント・ニコラスの話」も魅力的。2016/12/01
のん@絵本童話専門
2
何年も何年も積んでいたこちらの本をようやく読みました。中村妙子さんの選りすぐったクリスマスの短編物語。イエス様降誕話、クリスマスのまえのばんの詩、セント・ニコラスの話、シュニッツルシュノッツルシュヌーツル、サンタクロースっているんでしょうか?あたりの知っているものもいくつか。特にシュニッツル〜は絵本版がとても好き。お初でとても素敵だったのが、クリスマス・ローズの伝説!中学年〜2024/12/22