内容説明
わたしは、ヒエロニュムス・カール・フリードリッヒ・フォン・ミュンヒハウゼン男爵だ。わたしは「ほらふき男爵」というあだ名をつけられている。だが、わたしはほらなど一度だってふいたことはない。見たことは見たまま、聞いたことは聞いたまま、思ったことは思ったままに、話しているだけだ。今回で、話は三度めだが、「三度めの正直」ではなく、「三度めも正直」だから、そのつもりで!小学校中学年から。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年、東京都生まれ。亜細亜大学教授。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞。1988年『ルドルフともだちひとりだち』(講談社)で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞
はたこうしろう[ハタコウシロウ]
1963年、兵庫県生まれ。絵本、イラストレーション、デザイン等の分野で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
書の旅人
10
はたさんの絵に一目惚れして購入。全巻読み終えるのに、随分時間がかかってしまいましたが、いよいよ今春、ますみヶ丘での活動への活力をもらいました。図書庵だけでなく、全体的に子どもたちがワクワクしてもらえる場を目指して!2019/01/01
ともブン
6
ほらふき男爵のお話もこれで最終巻。先の2冊と比べると少々説明がくどくてテンポが遅めだけど、「そんな馬鹿な(笑)」と思わずにやにやしてしまう場面は健在。 まだ続きを思わせるような終わり方をしているからビュルガーさんはもう少し書きたかったのかな? 30年戦争の騒乱期を経てナポレオンが台頭してくる少し前に書かれた時代、のんびりした空気感はそんな時代風景を反映しているのかもしれないなと思いつつ読了 ドンキホーテ男爵の話やガリバー旅行記も同ジャンルなのかな、いつか読んでみたい2022/08/23
サラサラココ
5
小2、ほらふき男爵3冊目。主人公は18世紀の人物。この話は100年、200年後には常識になっているかもしれない、と前書きにある。読書中、つづがなく笑いがもれる。2021/01/26
Ikue
2
相変わらずユーモアにあふれた男爵の最終巻。男爵が裁縫をしている時の挿し絵がとてもいい表情で大好きです。2016/02/14
ソーナノ
0
シリーズ32010/03/01
-
- 和書
- 成功する校内研修の進め方