偕成社おはなしポケット
歌うねずみウルフ

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  • サイズ A5判/ページ数 141p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784035010500
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8397

出版社内容情報

元ピアニストの老婦人とすばらしい声で歌える子ねずみの、あたたかな交流を描く。イギリスの人気作家の心うきうきする作品。

内容説明

ウルフガング・ア・マウス・モーツァルトは、十三びききょうだいの末っ子ちびねずみです。ウルフは、すばらしくきれいな声で歌える才能をもっていました。おなじ家に住んでいる、ハニービーさんは、ピアノがじょうずな老婦人。ウルフのことを知って、ぜひお近づきにならなくちゃ、と、わくわくするような計画を思いつきます。ウルフとハニービーさんは、仲よくなることができるのでしょうか?小学校3・4年生から。

著者等紹介

キング=スミス,ディック[キングスミス,ディック][King‐Smith,Dick]
1922年、イギリスに生まれる。教師、農夫などさまざまな職業を経験。多数の子どもの本を書き、数かずの賞を受賞

三原泉[ミハライズミ]
1963年、宮崎県に生まれる。出版社勤務を経て、現在英米文学の翻訳、編集にたずさわっている

杉田比呂美[スギタヒロミ]
1959年東京に生まれる。絵本、挿し絵、装画など幅広く活躍している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

20
13匹のねずみ兄弟の末っ子ウルフガング・ア・マウス・モーツァルトは、きれいな声で歌がうたえます。その声を聴いた家主の元ピアニストのおばあちゃんハニービーさん。二人は仲良くなります。人間とねずみ、言葉は通じなくても音楽が二人を繋ぎます。2021/08/25

遠い日

10
杉田比呂美さんのイラストが豊富で楽しい童話。ねずみなのに「ウルフ」って、これにはわけがあるのです。ウルフガング・アマデウス・モーツァルト(英語読み)へのオマージュ作品ともなっているお話。音楽が大好きで、歌うことを覚えて、それにのめり込んでいくようすがほほえましい。好きこそ物の上手なれ。きっと家主のハニービーさんとの出会いは必然だったんだなぁ。2020/01/14

ヴェルナーの日記

9
ネズミのお母さんの住処の近くにピアノがある。ある日、手頃な紙(譜面)があって、それを適当に噛み千切って、寝床の布団代わりにした。そして13匹の子供を生むのだが、兄弟の末っ子は、他の子に比べて小さくで貧弱だった。そこで名前だけでも、立派にしようと考えた。その時、目に留まったのが、布団に使った譜面の一部、書いてあったのが、「ウルフガング・ア・マウス・モーツァルト」だった。それで、その子の名前が決まった。たぶん「Amadeus」の「de」の箇所が千切れて、「e」の文字が「s」の後に引っ付いてしまったのだろう。2014/03/15

さくらもち

7
「ベイブ」原作『子ブタシープピッグ』著者ディック・キング・スミスの作品。ウルフガング・アマデウス・モーツァルトから名をもらったネズミ、ウルフガング・ア・マウス・モーツァルトは素晴らしい歌の才能の持ち主で、家主であり人間の元ピアニスト、ハニービーさんと出会いますますその才能を発揮していく。杉田比呂美さんのシンプルな挿絵がとっても良い!話の展開、ネズミたちの性格設定などもおもしろく、素直に楽しめた。小学3・4年生くらいからオススメしたい。2011/06/21

shiho♪

5
今年の干支、ねずみの本ないかなぁと勤務校の図書室の書架を探していたら、とても可愛い児童書を見つけました。 元ピアニストで今は一人暮らしのハニービーさんの家に住む子ネズミのウルフは、すばらしい声で歌えるネズミ。おばあちゃんとネズミ、言葉は通じ合えなくても、音楽で心が通っている、ほんわかストーリーです。杉田比呂美さんの挿絵が可愛い。小学校中学年からオススメです。2020/01/17

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