内容説明
すうくんは、学校でたくさんの漢字をならいました。おなじ字でも、いろいろなよみかたができたり、かたちにもいみがあったり、はっけんがいっぱいです。小学校中学年から
著者等紹介
宮下すずか[ミヤシタスズカ]
1957年長野県生まれ。「い、ち、も、く、さ、ん」で、第21回小さな童話大賞を受賞。著作に『ひらがなだいぼうけん』(第19回椋鳩十児童文学賞受賞)など
にしむらあつこ[ニシムラアツコ]
西村温子。1972年東京都生まれ。作品に、ホネホネさんシリーズ(福音館)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
17
漢字の成り立ち、漢字の読み方、漢字の書き方、いろいろな観点から、漢字に興味を持てるように工夫された短編集です。 人の名前では、読み方ひとつで別人に思えてしまう不思議さをあらためて感じます。 漢字の文字がくっついたり、離れたり、はみ出したりすると、別の言葉として認識されてしまいます。 当たり前のようで、その不思議さは身の回りにいっぱいあることを、あらためて教えられました。2020/01/24
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
特別支援学級の子に読もうと選書。『見ざる聞かざる言わざる』『転校生の名前』『やくそくの時』の3編。だいぼうけんシリーズの主人公が、らっちゃんから、すうくんという男の子に!挿絵もみやざきひろかずさんではなく、にしむらあつこさんに!2022/01/16
遠い日
9
漢字の巻は、らっちゃんではなくすうくんが主人公。漢字の音訓の読みに注目したり、字の成り立ちを見たり、漢字についての基礎知識を、読みながら得られる。最終章の「やくそくの時」は、漢字の持つ特性をよく表していて、興味深い。2017/04/17
ハチコ
6
漢字の成り立ちや、音訓読み、へん、つくりなど、漢字のおもしろさをストーリーの中で実感!漢字の本を紹介して~とかって漠然と言われる時に、使えるー!と思ってしまった。個人的には、転校生の名前の読み方を予想するお話が一番おもしろかった。読み方が分かるまでが、なぜかとってもスリリングでした。2014/11/30
さくら@絵本記録
5
【小1】一人読み。久しぶりに漢字ブームが来ているので。絵がほとんどなくて最初は『難しそう…』と敬遠してましたが、読み始めたら面白くてハマったそうです。『右と石』『力と刀』などお話に出てくる似ている漢字を教えてくれました。2024/06/26