出版社内容情報
ひさしぶりにおとずれた広島で、8月6日の夜、とうろうながしを見たわたしは、夜ふけに河口で、ふしぎな人たちの行進にであう。 小学校中学年から一般むき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
76
道徳の導入で3年生に読む。絵は「原爆の図」の丸木俊さん。シーンとした教室を後にしたが、生徒たちもどうやって口を開いたら良いのか悩んでいた様子だったと担任から聞いた。集中もすごかったが、その後の空気が沈んだ感じがした。短い絵本だがやはり15歳は15歳なりに思うことは多かったのだろうと思う。6日は甲府空襲があった日で、今は平和週間。全校 朝読書で戦争の物語を読んでいる。1年に1度くらいは真剣に考える時間が有っても良い。2019/07/02
かおりんご
41
絵本。広島の原爆の話を元にしています。いつまでも浮かばれないのが切ない。この絵は、トラウマになりそうなくらいインパクトがあります。2014/12/20
どあら
16
図書館で借りて読了。核戦争なんて、想像したくもないです!(>_<)2017/08/19
北本 亜嵐
16
丸木先生の「原爆の絵」を見た時、あまりのショックで言葉が出なかった。それはあまりにも訴えてくるものがあったから…松谷みよ子先生との「とうろうながし」も原爆の恐ろしさを切切と…核兵器のない平和な世界になりますように。2016/09/29
ochatomo
13
原案と絵は丸木俊さん 鎮魂のため流した灯ろうは真夜中に火が消えて紙は破れ木枠が歪んだ姿で沖から浜辺へ帰る 『やがてそれはにんげんのすがたになってよろよろと』 『だからわたしはとうろうをながしつづけようとおもうのです このよのなかにかくばくだんのあるかぎり』 1985刊2019/03/26