内容説明
鳥の巣は、生命のうまれるところです。小さな生命がうまれ、そだち、そして巣立っていく。鳥の巣のものがたり。5歳から。
著者等紹介
鈴木まもる[スズキマモル]
1952年、東京都に生まれる。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。全国で鳥の巣展覧会を開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
48
鳥たちは自分の生態、様々な環境に合わせて、巣作りをしている。巣は鳥たちにとってはお母さんのお腹と同じ。そしてヒナに愛情をいっぱいそそぐ場所でもある。工夫に満ちた巣。鳥の巣の材料がなくならないように、環境保全に心掛けようと切に感じた。2019/06/19
マエダ
47
絵は巣がどこにあるのかや同機能しているのかと想像を喚起させて良い2018/10/06
ほんわか・かめ
24
冒頭「このごろは、人間の捨てるごみやビニールひもなどを巣の材料に使っている鳥もいます」にハッとする。鳥の巣の材料は色々だが、卵の中の大切な命を安全に育てるというところはみな同じ。見返しにある《鳥の巣》の文字にもなんだか感動。「巣」の「ツ」の部分がヒナの鳴き声を表しているのが微笑ましい。2021/05/11
花林糖
19
(図書館本)親が子供を守る為に作る鳥の巣。優しい気持ちにさせてくれる絵本。オーストラリアガマグチヨタカの木の枝に擬態する様子、バオバブの木にスを作るアカガラシラモリハタオリが特に印象的でした。2016/11/18
おはなし会 芽ぶっく
15
鈴木まもるさんのなかでは鳥の巣三部作的な中の第3作。鳥の巣の持つ、心の部分を表現しようと描いたそうです。5月10~16日は『愛鳥週間』2018/03/03