出版社内容情報
海辺のおばさんの家で休暇をすごすエリーの家族と,心をもった石のねずみとの不思議な交流をえがく物語。カーネギー賞次席。 小学校低学年から
内容説明
石のねずみ、ストーン・マウスは、海辺のマリアおばさんの家でくらしています。夏休み、家族でやってきたエリーと、マウスはすぐになかよくなりました。でも、兄のテッドは、なぜかマウスをいじめるのです。海に投げこんだり、土にうめてしまったり…マウスは思います―このまま、石ころにもどるのはいやだ、生きていたい!と。気鋭の児童文学作家、ニモが贈る幼年文学。イギリス・カーネギー賞次席作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花林糖
12
石のねずみ<マウス>がとっても可愛い!猫のモスとミニーも可愛い!胸がキュっとなる優しい物語。良質な児童文学なのに登録が少ないのが残念。2017/03/24
ビシャカナ
1
マリアおばさんが拾い上げて大事にしている、石のねずみストーン・マウスは、傍目には石にしか見えないが心がある。石ではなく、ねずみだと気がつけば声が聞こえる。休暇にやってきた一家、末娘のエリーはマウスの声が聞こえるが、兄のテッドはマウスをバカにして何かの八つ当たりのように扱う、やがて明らかになるテッドの理由、マウスだからこそテッドの心の声を聞くことができた。石のねずみにも子どもの癇癪にも心のうちがある。聞こえないものを聞こえないと無下にしない心意気、おおらかに想像力豊かに世界が見える。2022/09/11
timeturner
0
なんてやさしくて切ないんだろう。けなげな石のねずみにハートをわしづかみされました。2012/10/29
もち
0
ストーンマウスもねこたちも、本当に魅力的で可愛いです。どきどきはらはら、最後に笑顔になれます。あと純粋に思ったのは、海辺のこんな素敵なおうち私も住みたい!2020/06/06
gontoshi
0
石のねずみとふたりの子供たちの物語です。 子供の気持ちが分かります。2018/07/22