出版社内容情報
妖怪などのもののけが出るといううわさの屋敷を買った宰相。住みはじめると、さっそく、あやしいことがつぎつぎにおこります。
内容説明
今は昔、京の都に、もののけがでるといううわさのある屋敷がありました。長いあいだ、うちすてられていましたが、あるとき、国のだいじな仕事をしている宰相が、その家をかいたいといいだしました。まわりの人がとめても、宰相は耳をかしません。とうとう、ひっこしをしてしまいました。小学校低学年から。
著者等紹介
ほりかわりまこ[ホリカワリマコ]
堀川理万子。1965年東京生まれ。東京芸術大学大学院修了。画家として、テンペラ画のタブローによる個展を定期的に開くとともに、絵本の創作にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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♪みどりpiyopiyo♪
58
今は昔、京の都に もののけがでるという噂のある屋敷がありました。屋敷を買った宰相が住みはじめると… ■ほりかわりまこ さんによる今昔物語絵本 5作目です。このシリーズ 面白いね♪ ■本作は『今昔物語集』に収められた4つの説話をもとにした創作絵本。ほりかわさんの絵が、はんなり雅な趣と ゆったりとした時間を見せてくれます。巻末に簡単な解説付き。■平安時代の人々がゆたかな想像力で生みだしたさまざまな怪異は、現代のわたしたちをも驚かせます。あの人たちに安住の地が見つかりますように☆ 小学校低学年から(2017年)2018/03/10
とよぽん
48
今昔物語絵本シリーズの5作目。『今昔物語集』は平安時代末期に成立したとされている説話集。全31巻に千余りの短い話を収録、インド、中国、そして日本の説話。もののけが潜む不気味な屋敷を買って住み始めた宰相、理知的で行動力がある。堀川理万子さんの絵にも増して、洗練された美しい文章に感動した。声に出して読むと、それがよく分かる。2021/11/13
モリー
38
今昔物語絵本。今昔物語は、平安末期に成立したとされる説話集ですが、近代になり、芥川龍之介をはじめ、多くの作家に創作の素材とインスピレーションを与えているそうです。私は、芥川の「羅生門」と「鼻」そして、ほりかわ・りまこさんの今昔物語絵本シリーズしか知らないのですが、他にはどんな作品があるのだろう?2019/03/10
なつきネコ
29
もののけが出る家を買った宰相の話。もののけが出没しても我関せずスタイルの宰相は豪胆だな。出没し何か起こそうとするもののけも懲りないな。そして、驚きもせずタンタンと解決する宰相。なるほど、こういった大物でないと一国を預る事ができないということなのかな。とすると、相手が悪かったんだな。2023/06/04
たまきら
25
オタマさん、ワクワク聞き始め・・・ん?なんかテンション下がってる?読み終わって判明したのは、いつものおっとり主人公ではなかったから、ということらしい。なるほど・・・。2017/11/07
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