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出版社内容情報
義経の最期を描く。奥州藤原氏のもとに落ちのびた義経だが,ここも安住の地ではなかった。頼朝の権力がのび,義経は自刃する。 小学校中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
15
とうとう義経の最期。最後まで義経を守り切ることができなかった、というか裏切った泰衡に対するいら立ちはさておき、頼朝よ。自分の意を越えた行動を繰り返す弟を征伐する、という形を取りながら、要所要所に関所を作り、自分の目を盗んで義経を助けようとする人たちをもついでに掃討して、とうとう鎌倉幕府を成立させてしまった頼朝。”日本のさむらいによる政治は、こうしてはじまりました。”という一文で終わるこの作品。だけど、義経の最期とともに頼朝のラッキーも終わってしまった、終わりの始まりのような終わり。2024/05/21
ヒラP@ehon.gohon
9
歴史で知っているとはいえ、義経の最期はとても悲しく切ないと思います。 義経を護ろうとした藤原秀衡の死に乗じて、藤原一族の不和を引き出し、義経を討ち取り、しまいには藤原一族を亡ぼした、源頼朝の狡猾さと陰険さには憤りを覚えるものの、こうして鎌倉幕府が出来上がった事実は、受け止めなければいけません。 源平絵巻物語を読み終えて、義経の素晴らしさだけが心に焼き付けられました。2017/08/24
舟江
3
源平絵巻物語の10巻目。頼朝は、義経を捜し求める事で反対勢力を押さえ込む事ができたという。この前文が面白かった。図書館の本であるが、赤羽さんのサイン本であった。2020/08/18
のん@絵本童話専門
1
劇的でドラマティックな源平の戦いと義経の一生を描いたシリーズ。全10冊、赤羽末吉さん絵。史実ではない物語も含まれているが、作者の今西さんの歴史解説もあり、この時代の流れが理解できた。最終巻のこちらでは、ようやく平泉へと逃げおおせた義経たちが、奥州藤原氏と共に戦うも、頼朝に滅ぼされるまで。有名な弁慶の最期もここに。2024/09/14
Y子
0
この巻と関係ないが静御前は正妻じゃなかったのね。でも義経は悪い人ではないが関わった人達が皆酷い事になってるね。藤原一族も滅びてしまうし。それにしても頼朝ひどすぎる〜。2014/01/05