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出版社内容情報
源氏に敗れ都落ちした平家は,勢いをもりかえして福原へ。そして,一の谷に陣をしく。義経は平家を奇襲すべく山路をひよどりごえへ。 小学校中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
11
ひよどりごえのエピソードは知っていたが、その前後も書いてくれているので、理解が深まった。鹿しか通らぬひよどりごえを馬で駆け降りる源氏の武士たち。その中にひとり、馬を背負って坂を下る男。「俺はこの馬にどれほど助けられてきたかしれぬ。今度はわしが、こいつを助けてやる番じゃ」と言った畠山重忠。『鎌倉殿』を思い出して、つい笑顔に。平敦盛の散りざま。知盛と愛馬の絆。今回は平氏の方にドラマがあった。 2024/03/11
ヒラP@ehon.gohon
10
若者も戦わなければならない源平合戦の中に、なんとも人情味のある逸話をいくつも含んでいて、血生臭さとは別に哀愁を感じさせるお話です。 何で殺し会わなければならなかったんだろうと、思いを戦から離して、敵も味方も人間なのだと感じさせる巻でした。2017/07/12
エディン
8
最近、鵯越をよく通る。その響きと、難しい漢字、古典か歴史で出てきたようなかすかな記憶。通るたびに気になっていた。読友さんの感想を見て、早速図書館へ。今は広い道路があるが、かつては道なき崖だった鵯越。夜明けと共に、一斉にくだった源氏の軍勢。海へと逃げていく平氏の軍勢。海に残された一匹の馬。今度鵯越を通るときは、侍達の姿が思い浮かぶことでしょう。2014/06/11
Y子
2
馬には敵も味方もないから助けるとか、5巻から読んできて、平氏の方が情が厚い気がする。2014/01/05
のん@絵本童話専門
1
劇的でドラマティックな源平の戦いと義経の一生を描いたシリーズ。全10冊、赤羽末吉さん絵。史実ではない物語も含まれているが、作者の今西さんの歴史解説もあり、この時代の流れが理解できた。第五巻では都を追われた平氏がまた盛り返し、一の谷で範頼義経軍と戦う。義経の戦術の巧みさが知れる。清盛の孫、敦盛を討ち取る。2024/09/05