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出版社内容情報
木曽で旗上げした源氏の大将義仲。横田河原くりから谷と,平家の大軍を破り朝日将軍の名で都入りするが…。その短い一生を描く。 小学校中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
15
頼朝と義仲は親世代の確執もあり、仲が良いはずはありませんが、義仲は頼朝と戦うよりも早く天下の大将軍になりたかったので、息子を頼朝に預けます。義仲は一味は余りにも政治を知らな過ぎたし、京の都人について知らなかったのだと思います。悪い人ではなかったのかもしれませんが。頼朝や義経と違って、本当にのびのびと苦労知らずに育った義仲は、それが上京してからの仇になったのかもしれませんが、もしかすると結構面白い人生だったと思っていたかもしれません。そういうあっけらかんとしたものを、彼からは感じることができると思いました。2024/02/24
ヒラP@ehon.gohon
11
史実とはなんと酷いものでしょうか。 血のつながる親戚でありながら、憎しみ疑い殺し合う仲だったことに、心寒いものを感じました。 しかも命の恩人と戦わねばならない宿命、幼少のものにも温情をもてない冷酷さ。 事実の上に歴史が築かれていることとは知りつつ、人情ものとして読んでいました。 赤羽さんの淡々とした絵巻画に重量感があります。2017/07/04
ネジとサビ
10
木曽義仲も『盛者必衰』から逃れられず…。イケイケドンドンの時は、楽しかっただろうなぁ。巴御前ってばこの人の奥さんだったのか~。本当に自分ってば無知。2022/02/23
ルピナスさん
3
兄弟での殺し合い、親が我が身を守るため子を人質に差し出す、味方が見切りをつけ離れていく等等、子供達は神妙な顔で聞き入っていました。牛若丸から始まり四冊目、これが日本のかつてであったと、美しく悲しい絵巻物語の中で、今、その世界観に浸っています。2014/08/27
Y子
0
複雑な親族、人間関係。2013/12/07