出版社内容情報
「サンタさんは本当にいるの?」と新聞社に手紙を書き、心あたたまる返事をうけとった少女のその後の愛に満ちた生涯を紹介。 小学校中学年から
内容説明
「サンタっているの」と、百年ほどまえ、新聞社に投書した少女がいた。その名はバージニア・オハンロン。この素朴な質問に、ニューヨークのサン新聞は「社説」で答えた。その名文は、いろいろな形で読みつがれ、多くの人びとの心をあたためてきた。しかし、その少女のことはほとんど知られていなかった。「社説」の読者の要望に応え、バージニアの足跡をたどった。
目次
1 わたしのぼうやニコラスへ
2 少女バージニアの疑問
3 サンタクロースはいた!
4 社説を書いたチャーチさん
5 〈とびきりすてきな学生〉
6 悲しみと喜びと
7 お話の好きな先生
8 バージニアおばあちゃんと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆきおんな
31
図書館の特設コーナーに並んでいました。アメリカでのクリスマスには欠かせないお話になっているとは知らず、新鮮な気持ちで読みました。何気ない子供の疑問に対して誠実に答える大人達の姿がとても心地よかったです。2016/11/27
退院した雨巫女。
18
《私‐図書館》【再読】彼女が、新聞社にサンタの手紙が、あの名文を生んだんですね。素敵ですね。2012/02/10
mari
17
サンタクロースっているんでしょうか?の質問を書いたバージニアのその後の実話。社説をそのまた子どもに解説しているようにお話が書かれているので、本編よりも分りやすいかも!また記事を書いた記者のかたについても触れられていて、是非お買い上げしたい一冊です!これなら、学校の読み聞かせで一部分だけ読んでも、理解してもらえそう!2014/12/25
杏子
17
「サンタクロースっているんでしょうか?」アメリカ、ニューヨークの街に住んでいた8歳の少女バージニアの疑問に答えてくれた新聞記者チャーチさんのからの手紙と、質問をした少女のその後の人生を伝記ふうに紹介。目に見えないものを信じることは大切で、サンタクロースを信じないのは、妖精がいること、神様がいることを信じないのと同じこと、目に見えないものを信じる気持ちこそが人間にとって大事なことなのだ。人を愛する気持ち、思いやる気持ちがここから生まれてくる。バージニアは学校の先生になって子どもたちを教え導く人生を歩んでいく2014/12/18
ヒラP@ehon.gohon
15
「サンタクロースは本当にいるのでしょうか?」 素朴な疑問を新聞社に質問した少女。 少女の質問に「イエス」と答えた新聞社の回答も素晴らしいけれど、質問した行為が、その後のバージニアの生涯に強く影響したように思います。 このエピソードを息子のニコラスに語るのは、バージニアの孫にあたるお母さん。 バージニアには、ちょっとした哀しい別れもあったけれど、愛情がバージニアを中心に歴史を作っているのだと感じました。 クリスマスをテーマに、心温まる実話です。2016/01/10