出版社内容情報
小学校1年生の国語の教科書（下巻）の、「どうぶつの赤ちゃん」（光村図書）「子どもをまもるどうぶつたち」（東京書籍）に登場する動物たちをとりあげたシリーズ。生まれてからひとり立ちするまでを写真とストーリーで構成。教科書にも多く取り上げられている詩人の木坂涼さんによる文章は、いきいきと動物の赤ちゃんたちの生きる姿を伝えます。イラストページでは、くわしいデータや生態を紹介。写真で見せにくいことがらもイラストで解説します。生まれてくるときの育ちの状態の違いや、成長のスピードの違いなど、各巻を比べることで、より深く動物たちを理解することができます。巻末の「くらべよう！」ページは、授業でそのまま使える、書き込み式のワークシートです。
5巻目、「シロクマ」では、双子で生まれる赤ちゃんの、海への長い旅を紹介。お母さんに狩りの仕方を教わりながら、険しい北極の地で成長するすがたをえがきます。
内容説明
赤ちゃんが生まれたよ！どんなふうにおとなになっていくのかな。たくさんたべて、げんきいっぱい大きくなあれ！動物の生態を豊富な写真で紹介。イラスト入りのたのしい解説と、授業で使える「くらべよう！」ページつき。
著者等紹介
木坂涼［キサカリョウ］
１９５８年埼玉県生まれ。詩人、児童文学作家、翻訳家
村田浩一［ムラタコウイチ］
１９５２年神戸市生まれ。博士（獣医学）。宮崎大学農学部獣医学科卒業。現在、日本大学生物資源科学部特任教授／よこはま動物園ズーラシア園長（兼務）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
9
「教科書にのってるどうぶつの赤ちゃん」シリーズ５。シロクマの赤ちゃんの成長を約3年追う。生まれてずっと母クマは濃やかに世話を焼く。独り立ちできるように、仕込む。この本では地球温暖化によって北極の氷の面積が減少して、シロクマたちの活動の範囲が狭められ、狩りがしにくくなっていることには触れられていないけれど、絶滅しないでほしい動物です。2021/02/25
猿田彦
4
猛獣の写真を写す人はどのように写すのだろう、そして怖くはないのだろうかと考える。シロクマは、数キロ先のアザラシのにおいを嗅ぎとるることができるから、人間だって大丈夫とは行かないだろうにと思う。苦労して命掛けで写した写真が、子どもたちの手元に届くのは嬉しい。ドローンが普及した今は、ここに載った写真を写す時のように近づかなくても良く、簡単に撮影が出きるのだろうか。2023/08/08
