どうぶつみずそうどう

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どうぶつみずそうどう

  • かじり みな子【作】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 偕成社(2023/06発売)
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  • サイズ A4判/ページ数 32p/高さ 21X28cm
  • 商品コード 9784033521503
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

出版社内容情報

大きな川から用水路をつくって水をひき、米作りをしてきたダルマガエルのとうきちや、イシガメのがんじい。

まわりでくらすイタチのおりょうや、カニのもくずは、自分の田んぼにまでは水がこないので、おもしろくありません。そこで、むりやり水の道を変えてしまいます。さらには新しい村もできたりして、このままでは水のとりあいで村同士がけんかになってしまいます。

そのとき! てんびんで水を運びながら、とうきちはあることを思いつきました。
「こうすりゃ、まるくおさまるんじゃなかろうか」
そのアイデアをもとに、みんなで力を合わせてつくりあげたのは……。

農業用水を平等にわける施設である「円筒分水」をモチーフに、水をめぐって生きものたちがくりひろげる騒動をえがく、創作むかし話です。

円筒分水とは…サイフォンの原理を利用し、下側につくった水路から、上につくった円筒型のしかけに水をふきあがらせることで、平等に水をわける施設。全国で200カ所以上あるともいわれている。

内容説明

「なんとかもめずにすむほうほうはねえものか…」たんぼのみずをめぐるどうぶつたちのおおそうどう。4歳から。

著者等紹介

かじりみな子[カジリミナコ]
1976年、兵庫県姫路市生まれ。武蔵野美術大学油絵学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おはなし会 芽ぶっく 

9
水不足に困る村人たち。自分の所へと悪だくみをする者もいれば、みんなのためにと知恵を絞る者もいる。思いついたアイデアを生かす時、みんなが協力する頼もしい姿を生きものたちで表現しているのが親しみやすい。あとがきに、だるまがえるのとうきちが考えたアイデア円筒分水が実在していることを知った。全国で200か所くらいあるそうですが、北海道(私の住む地域)では見たことないなぁ。2024/01/29

mntmt

6
水は命のように大切なんだなと思いました。2023/08/19

ちみたんママ

4
〈息子喰いつき度〉★★★☆☆ 〈私気に入り度〉★★★★☆ 雰囲気でいうと江戸から明治時代? キャラクターはすべて動物で、農村間で起こる水のトラブルと、それを解決していく過程を描いてます。昔はこういうことが本当にあったんだろうな。農耕に限らず、今ある便利さは決して当たり前じゃなく、先人の工夫と苦労の上にあることを実感できます。普通に資料や教科書で読むよりよっぽど印象に残る。8歳息子も、次々形を変える水路を興味深そうに見てました。2024/02/26

まるす

3
動物の絵柄も和風かわいいし、水問題がよくわかりよかった。いたち…。2023/11/25

憩子

2
円筒分水!2024/03/09

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