出版社内容情報
学校の廊下の窓にほっぺたをくっつけて、外を「じーっ」と見つめている男の子。いったいなにを見ているのでしょう? ページをめくると、視線の先では、飛行機が雲を描きながら、青空をまっすぐに飛んでいました。
この絵本では、主人公の男の子とその子が見ている世界を、交互にたどっていきます。「じーっ」と目をこらせば、いつもの風景にも、小さなおどろきや、きらっと光る瞬間がかくれていることに気づきます。
著者は、広告や装画で注目をあつめる人気イラストレーター、中山信一。
ささやかだけれど記憶にのこる、日常のピースフルなきらめきを、あたたかなタッチでとらえた一冊です。
【目次】
内容説明
視線の先にあるのはなあに?広告や装画で注目の人気イラストレーター・中山信一がえがく、日常のピースフルなきらめきあふれる絵本。
著者等紹介
中山信一[ナカヤマシンイチ]
1986年神奈川県生まれ。イラストレーター。広告や書籍、アパレルグッズなど幅広い分野で活躍。作も自身で手がけた絵本は、本作が初めて(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
18
新着棚で。じーっと見つめる視線の先には何がある? あ、こんなもの、お、あんなもの……。ぼーっと見ていることの多い私。じーっと見てみよう。シンプルな絵も素敵。2025/07/27
ほんわか・かめ
9
じーっと何かを見てる。大人も子どももゆっくりと空想する時間を持ちたいものです。〈2025/偕成社〉2025/07/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
4
つい、じーっとみてしまうことあります。空想の世界に入っているまではいかないけれど、見つめるものからの気づき、とても大切だと思います。2025/08/09
たくさん
1
じーっと見ることって私はよくある。気になるものに目を奪われることが人より多くて集団でいつも浮いてしまう感じになる。大人になってもそう。人の動きを追うのは失礼にあたる場面でも見てしまうし、女性の動きやきれいな人はついつい見とれてしまう。そんなときの自分の目に焼き付いた感情という感じが泊まった感じで絵に良く表れている。じーっとして焦点を当てると思い出が一つ増えるような感じですね。2025/08/06
あんこ
1
なーち読み聞かせ631冊目。2025/07/27