出版社内容情報
きょう ぼくは はじめて おとうさんの うまれた うみべのまちへ いきます。
「ぼく」は家族で白い車に乗って出発します。牧場をこえて、田んぼの一本道を通り、街なかをすぎて、大きな橋をわたったら……灯台が見えてくる!
山沿いの家から海辺の町へむかう道中の風景を、美しい絵と日記ふうの文体でえがきます。
この絵本には、もうひとり主人公がいます。
本をうしろから開くと、海辺にすむ「わたし」があかい車に乗って、母方の祖父母を山のふもとへ訪ねるお話になるのです。
前からとうしろから、ふたつのお話が楽しめる絵本です。
内容説明
おとうさんのうまれたまちへ―さあ、旅にでよう!
著者等紹介
三浦太郎[ミウラタロウ]
1968年愛知県生まれ。大阪芸術大学美術学科卒業。ボローニャ国際絵本原画展入選。『ちいさなおうさま』(偕成社)で第58回産経児童出版文化賞美術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
155
表からも裏からも楽しめるリバーシブル絵本です。 これからの季節に相応しい、楽しく緑の美しい作品でした。 https://www.kaiseisha.co.jp/books/97840335038062024/07/08
ぶんこ
48
表と裏から読める絵本と気づかず、表から読んで違和感覚えない私の感性大丈夫?海近くで育ったお父さんの実家へ行く山の家族と、山で育ったお母さんの実家へ行く海辺の家族。反対方向から車で移動する2台の車。両親とも東京で田舎のない家庭だった私には羨ましい。子どもたちはルンルンでしょう。切り絵のような絵も素敵です。2024/09/20
momogaga
34
【大人こそ絵本】読み進めると、あれっ!? 話が混線したと思ったら、前と後ろの、どちらからでもどうぞの絵本でした。わたしは、「うみへ」派です。2025/01/11
ganesha
11
前から読むとうみへ、後ろから読むとやまへ。男の子と女の子が遭遇しそうで遭遇しない、同じ風景でふたつの物語が楽しめる絵本。おじいちゃんおばあちゃんのうちに行くわくわくさを感じつつ読了。2024/09/29
mntmt
11
海へ向かうひと、山へ向かうひと。二人の道が交差する。イラストカラフルで素敵!2024/08/03