出版社内容情報
「梅しごと」とは、古来から梅の実でさまざまな食べ物、飲み物を作ってきた手仕事の総称です。この本では、その中の「梅シロップ(梅ジュースとよばれることもあります)」の作り方を主に紹介します。梅の実を洗って砂糖とつけ込む、というシンプルなものですが、ひとつずつの工程すべて子どもでもできることで、保育園などで作ることもあるくらい、はじめての手仕事におすすめです。作りながらこの絵本を読めば、梅の実が実るために必要なことなどの知識も補えます。梅の実がどんな風にくふうされて食べられてきたのか、ほかの梅しごとや、梅シロップでできるおいしいもの、なども紹介。
内容説明
梅の実とおさとうと、この本があれば、どなたでもおいしい梅シロップがつくれます!5歳から。
著者等紹介
〓野紀子[タカノノリコ]
1954年東京都生まれ。現在、都内で絵画教室「小さな水彩塾」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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☆よいこ
82
絵本。イラストがかわいい。梅シロップの作り方を中心に、梅しょうゆづけや梅みそ、梅しおこうじ、梅ビネガー、梅サワードリンクの作り方もある。梅シロップをつかったレシピも充実している。小さなビンで、様々な種類の梅の実を使ったり砂糖の種類を変えたりして作るのも楽しそう。注意点は、きちんとビンを消毒しておくことと発酵しないよう見守ること。発酵してもお酢を大さじ1、2杯入れると発酵が止まる。梅シロップが完成したら梅を取り出して弱火(75度くらい)で煮てアクを取ると1年くらい美味しく飲める▽春になったら挑戦しよう2023/09/26
カール
16
図書館で見かけてチラッと読んでみたら、絵本とはいえ、これは立派なレシピ本。私も今年初めてレシピ本を参考にして梅酒と梅シロップを作りました。梅酒はまだ先だけど、梅シロップは美味しくできました。来年はこの絵本を参考にして、いろんなお砂糖で梅シロップ作ってみたいと思いました。2023/07/12
gururi
15
梅しごとの絵本。梅の実の絶妙な色合いがたまらない。いろんな砂糖があるから、種類が変われば味が変わる。砂糖じゃなくても。食べ比べしたくなる。。。2023/07/11
遠い日
10
「梅しごと」ということばが美しい。そしてここでは梅干し作りではなく、「梅シロップ」の作り方をそう呼んでいます。じわっとシロップが出てくるまでの待ち遠しい気持ちを思い出します。炭酸で割って飲むのが好きですが、こんなにもたくさんの梅シロップレシピがあるのですね。「梅塩麹」が気になります。お料理に使うといい隠し味になりそうです。韓国のかき氷、パッピンスに驚きました。2023/05/19
Ayakankoku
9
最近は何でも早く早くな風潮だから、じっくり味が出るのを楽しんだり氷砂糖が溶けるように、ふりふりしてお世話したりがなんだか新鮮。この本を見ながら梅仕事! 2024/06/28