コルネイ・チュコフスキーの絵本 でんわ―コルネイ・チェコフスキーの絵本

チュコフスキー，コルネイ・Ｉ．【作】/オストローフ，スヴィトザール・アレクサンドロヴィチ【絵】/田中 潔【訳】

偕成社（2011/11発売）

• サイズ B4判／ページ数 24p／高さ 29cm
• 商品コード 9784033481609
• NDC分類 E
• Cコード C8797

内容説明

ぼくのへやのすみっこででんわがリンリンなりだした。「もしもしどなた？」「ゾウですが」なんの用かとおもったらチョコをおくってほしいって―。つぎのでんわはワニだった。あま～いおいしい革ぐつをおくってくれといってきた―。そんなこんなでつぎからつぎへ、どうぶつたちからリンリンリン―。ユーモアあふれる、ロシアの児童文学作家チュコフスキーの作品。４歳から。

著者等紹介

チュコフスキー，コルネイ・Ｉ．［チュコフスキー，コルネイＩ．］［Чуковский，Корней　Иванович］
１８８２‐１９６９。貧しい家庭に生まれながら幼いころから内外の文学に親しみ、１９世紀ロシアの詩人ネクラーソフの研究によってレーニン賞（１９６２年）や、オックスフォード大名誉博士号を贈られるほどの文学研究家・評論家となった。アメリカの詩人ホイットマンや、イギリスのノーベル賞作家キップリングの作品、『ロビンソン・クルーソー』『トム・ソーヤーの冒険』など多くの作品を訳した翻訳家でもあり、翻訳論に関する著作も多い

オストローフ，スヴィトザール・アレクサンドロヴィチ［オストローフ，スヴィトザールアレクサンドロヴィチ］［Остров，Светозар　Александрович］
１９４１年生まれ。ロシアの児童文学など、２００冊以上の挿絵を描いている実力派の挿絵画家。全ソ挿絵画家展で、１位、２位を数回獲得している

田中潔［タナカキヨシ］
１９６２年生まれ。神戸大学大学院を経てモスクワ教育大学院に学ぶ。イルクーツク国民経済大学で２年間日本語教師をした後、関西の大学でロシア語非常勤講師を勤める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mntmt]

いろいろな動物から、でんわがかかって来る。

2016/01/03

[Ｍａｉラピ]

リズムあふれる言葉とユニークな絵のロシアの絵本。

2011/11/13

[いろ]

時間がない時にバタバタと表紙借りして来たので，科学絵本や伝記絵本ではなく，ユーモア絵本だと知って少し意外だった。だけど10歳男児は，リズム良い文章とあり得ない電話のやりとりを案外気に入って，どうして動物達はこの人に電話をかけて来るんだろう…と，母(私)みたいな頭の固い細かい疑問に引っかからず，クスッと笑いながら，何度か再読もしていた。「チョコ100キロはちょっとじゃないよ～。」「何で靴食べる？」ププッと笑うけど，母(私)は熊さんが１番ツボかな。

2018/03/04

[ヒラ[e-mail]]

思わず吹き出すようなナンセンスの連続。 こんな電話友だちがいたら退屈しないでしょうね。 いろんな動物たちの、まともではないわがままな電話への受け答え。 それでも、カバくんの危機については、ちゃんとおふざけではないことを見抜く先生は素晴らしい。 声に出して読んで楽しい絵本ですね。

2016/01/30

[遠い日]

動物たちから、おかしな電話がひっきりなし。 リズムよし、語呂もよし。みんな自分勝手な言い草なれど、 なんだか憎めない。絵もユーモアあふれ、躍動感にあふれ、楽しい本です。

2012/03/28