内容説明
十二月はクリスマスの月。なんだかわくわくします。どうして十二月ってこんなに毎日がとくべつでわくわくするのでしょう!ママがアドベントカレンダーをかべにかざってくれました。クリスマスの日まで毎日にとびらがついていてあけるとかわいいプレゼントの絵がかいてある十二月だけのとくべつなカレンダーです。すみれちゃんも小学三年生。妹のかりんちゃんはあいかわらずすぐに泣くので、なやみのたねですが、それでもおねえさんのきぶんってものがわかってきたすみれちゃんです。小学校低学年から。
著者等紹介
石井睦美[イシイムツミ]
1957年神奈川県に生まれる。フェリス女学院大学文学部卒業。1986年『五月のはじめ、日曜日の朝』で新美南吉児童文学賞受賞。2011年『皿と紙ひこうき』で日本児童文学者協会賞を受賞
黒井健[クロイケン]
1947年新潟県に生まれる。新潟大学教育学部美術科卒業。出版社勤務を経てイラストレーターとなる。2003年に山梨県清里に「黒井健絵本ハウス」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
40
大人っぽさに憧れたり お姉さんとして我慢したりと、すみれちゃんの心もように3年生ってこんな感じなんやぁとちょっとくすぐったい。初読みで一年生からあるみたいなので そちらも読みたいです。黒井健さん こうゆう絵も温かさを感じて良かったです。すみれちゃんのファッションコーディネートも素敵でした♪2018/02/07
chiaki
39
いつもながら姉妹のやりとりがホントあるあるで大好きなシリーズ。五感をくすぐる言葉やフレーズに敏感に反応しては使ってみたりするすみれちゃんが相変わらず可愛くてしょうがないです!今作は、すみれちゃんは小学3年生、妹のかりんちゃんは年少さんにまで成長しています。クリスマスのアドベントカレンダーをめぐってのおはなし『ほんものとにせもの』、妹が出来てからたくさんの我慢をしてきたすみれちゃんの葛藤と優しさがとても健気で胸がきゅんとします。そして、すみれちゃんのサンタさんへの正直なお手紙にホロリと涙してしまいました。2021/12/14
メープル
17
すみれちゃんシリーズは、私も娘も好きで読み終わるのがもったいないくらいでした。小学3年生の気持ち、少しずつお姉さんらしくなってくすみれちゃん。わがままなかりんちゃんが、うちの娘そのもので息子(兄)と妹ってこんな感じなんだねー。って話してました。続きがあったらいいのになぁ。2021/11/13
ひじり☆
10
二人の成長が素敵(*´ω`*)アドベントカレンダー一つで可愛いらしいお話がたくさん(*^^*)♪お母さんの声かけも素敵だった(*´ω`*)2014/06/05
のぶのぶ
8
すみれちゃん、またまた成長。公園に行って、大きくなった自分達が来るところじゃないと感じるところや日差しの美しさにうっとりするところは成長を感じる。下の息子もこの年頃、小さい頃いっていた公園にも足が遠退いている。お母さんの対応も妹のかりんちゃん優先でなくなり平等感、それがまた、すみれちゃんがお姉さんとして振る舞うきっかけに。色彩も段々、モノクロになり、そういうところも演出?でも、もうこのシリーズも限界?大人の階段を上っていくのだろう。2015/12/13
-
- 電子書籍
- タナトスの使者(2)