内容説明
「こたえのでないことなどたくさんある。なぜならそれは、世界がなぞにみちているからだ。」これは、すみれちゃんがついこのあいだよんだ本のなかにかかれていたことばでした。なんだかかっこいいので、たいせつなノートにかきうつしました。ものおもうすみれちゃんなのに、ママは、かりんちゃんのせわばかりたのみます。「やってられない!」すみれちゃんは家出をします!おしゃれでおしゃまなすみれちゃんが二年生になりました。小学校低学年から。
著者等紹介
石井睦美[イシイムツミ]
1957年神奈川県に生まれる。フェリス女学院大学文学部卒業。1986年『五月のはじめ、日曜日の朝』で新美南吉児童文学賞受賞
黒井健[クロイケン]
1947年新潟市に生まれる。新潟大学教育学部中等美術科卒業。出版社勤務を経てイラストレーターとなる。2003年に山梨県清里に「黒井健絵本ハウス」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiaki
45
どうしてもわが家の長女を想いながら読んでしまうので、いちいちわかりみが深い!前作から比べると、かりんちゃんもすっかりおしゃべりをするようになっているので、すみれちゃんの痛いところを平気で突いてくるのも可笑しい。今回は家出もしちゃうすみれちゃん。学業にお姉さん業に、両立はなかなか“ひげきてき”で“こどく”を感じるときもある。いろいろ悩みは尽きないけど、「やっぱりあたしはいまがすき。」、そう思えるすみれちゃんがとても素敵だなぁと思いました。2021/02/14
メープル
14
2作目までは、娘が1年生の時に読み、間があいてちょうどすみれちゃんも、娘も2年生。すみれちゃんの気持ちもママの気持ちもよーくわかる。すみれちゃん、アイスを食べながらテーブルに足をのせるのは、ちょっと悪いことってわかっていながらやっちゃうよね。2年生。いろんな気持ちがあるよねー。家出しちゃうすみれちゃん、すごいわ。2021/10/26
のぶのぶ
11
2年生になるとあどけなさが抜けてきてすみれちゃんの成長ぶりが感じられる。すみれちゃんの特徴、歌が自然と出てくるのも少なくなり、心の中で歌うことに。友達に悩みを打ち明けたり、家出したり、、教科書のお話がターニングポイントだろう。名言も多く「順番を決めないと、うちのクラスが一番になる。」「逃げていっちゃうのは、遊ぶ時間。」、夏休みyの良さ、それだけは子供がうらやましい。「やっぱり私は今が好き、昔は昔でよかったけれど、今の今には敵わない。」我が子の成長を思い出しながら、読了。すみれちゃん、次は3年生。2015/12/13
のほほん
6
すみれちゃんが2年生の夏のお話です。すみれちゃんは今難しい言葉に興味があります。ノートに書き集めています。妹のかりんちゃんとけんかをしたり、お母さんと言いあったり、家出をしたりと悩みもありますが、仲良しのまりちゃんと楽しい夏休みをすごしています。そして、家出から家に帰る途中すてきなことを思いつきました。今まで書きためた言葉たちが活躍してくれるかな。2023/03/27
ひじり☆
6
今思うけど、子どもだけで留守番させるには小さくないかい⁉しかも置き去り!?そちらの方が心配だった(>_<)流れるプール、もう安全上問題があって出来なくなってしまったよね…。子ども喜ぶのにね…(^_^;)〈目次〉 すみれちゃんのあついなつ 七夕祭り もうじき夏休み すみれちゃんの夏休み すみれちゃん家出をする すみれちゃん家出中そして…2017/12/13
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