出版社内容情報
ぽろはしずかのちちをぐいぐい飲んで大きくなった。草も食べるようになった。そしてぽろはよそへもらわれていった。悲しい子別れ。 5才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うとうと
14
やぎのしずか第5巻。ぽろは草を食べるようになったけど、いちばんおいしいのはやっぱり母さんのおっぱい。でもぽろはおじさんの家にもらわれていくことになった。/なほこは涙を浮かべていとこののぶおに「ぽろをいじめたらしょうちしないからね」と言う。 「ある日、ぽろがこわごわ草をたべているのをみつけて、しずかはうれしかった。それからすこしさびしくなった」子どもの成長は嬉しいけどさびしい。しずかも同じだね。それともしずかはわかっていたんだろうか。2023/06/04
ツキノ
11
しずかの子ヤギ、ぽろの成長と別れ。乳離れはこんなに激しいものなのか?無言のページのド迫力といったら!もらわれていく日のなほこの行動、しずかとぽろの離れた距離、大声で泣いたというしずか。これも本当の話なんだよね。せつないなぁ…2015/06/28
ヒラP@ehon.gohon
2
子ヤギのぽろはおっぱいを飲みながら、次第に成長して草を食べるようになりました。 乳離れの時期、おっぱいを求めて駆け寄る子どもに頭突きで突き飛ばすシーンにはうなりました。 母親はこうして子どもを育てるのでしょうか。 別れの日、しずかが去っていく車に声を出したのは、絵本にあるような激励ではなく、悲しみだったのではないかと思いました。 しずかはひとり残り、お父さんだけが乳を飲めると喜んでいる…、ヤギの乳を飲んだことがあるので、おいしいことは分かるけど、しずかはせつなそうでした。 2015/02/06
遠い日
2
ぽろはどんどん大きくなり、しずかも立派な母親やぎになった。でも、別れの日はやってきた。しずかはしっかり、それを受け入れたのだ。2012/03/14
最終バック九番手
2
母と子の別れの物語なので子供より大人ウケする本…初版第1刷発行:1983年6月…定価880円2010/01/14