くろいの

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  • サイズ B5判/ページ数 64p/高さ 19X23cm
  • 商品コード 9784033328805
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

出版社内容情報

ひとりで帰るいつもの道で、女の子が出会った不思議ないきもの?くろいの?。細やかな銅版画で愛情をこめて描いたあたたかな世界。ひとりで帰るいつもの道で、女の子が不思議ないきものをみつけます。どうやら、自分にしか見えていないみたいです。ある日、思いきって声をかけると、その?くろいの?は、台の上からおりてきて、とことこ歩きだしました。ついていくと、へいの穴からもぐりこんだのは、ほどよく古びた日本家屋。そこは、くろいのの家でした。
おしゃべりはしないまま、居心地のいい居間でお茶を飲んだあと、くろいのは女の子を、押し入れの中から屋根裏につれていってくれました。そこに広がっていたのは、暗闇の中にキノコやコケが光る幻想的な世界。ブランコやすべり台で思いきり遊んだあと、ふたりは大きな生きものの柔らかな毛なみにつつまれてぐっすり眠りました。お母さんの夢を見た女の子は、また、くろいのとともに居間にもどってきます。
わかれぎわ、くろいのは一輪の花をくれました。帰り道のとちゅうで、お父さんとばったり会った女の子は、ふたりでなかよく家にむかいます。

ひとりでいるときの子どもの心に優しく寄り添ってくれる不思議な生きもの、くろいの。そのくろいのとわたしの愛おしくなる出会いを描いたあたたかな絵本。

田中清代[タナカキヨ]
著・文・その他/イラスト

内容説明

ねえ、なにしてるの?おもいきってこえをかけたら、コトコトコトッとおりてきて、とことことこっとあるきだした。陽だまりの縁側、押し入れの暗闇、草花のにおいや、ふかふかな生きものの毛なみ…細やかな銅版画で愛情をこめて描いたあたたかな世界。3歳から。

著者等紹介

田中清代[タナカキヨ]
1972年神奈川県生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。在学中より銅版画と絵本の制作を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

162
図書館本。その女の子にしか見えない「くろいの」。後をついていくと…そこから始まる冒険の世界。最初はくろいの、怖いなぁって思ったけどお茶を出してくれるあたりからだんだんかわいく思えてきた。押し入れの中、屋根裏に広がる黒い世界は異次元のようでわくわくした。想像力って素晴らしいな。黒と白だけの世界…怖いような温かいような不思議な感覚の一冊でした。2020/01/23

143
主人公にだけ見える『くろいの』がめちゃくちゃ可愛くて好みでした。私も見えたら良いのにな。でも『くろいの』が何なのかは不明なまま。主人公はこれからも『くろいの』に会えるのかな?2020/04/12

seacalf

122
いつもの帰り道に見かけたくろいものについて行ったら、不思議な世界が広がっていました。くろいの、異世界の魔物。でも好奇心旺盛な子供達の目からしたら、一緒に楽しいひとときを過ごせる優しい遊び友達。幼い頃は現実と想像の世界の垣根がないから、知らぬ間に異世界の友達と遊んでいたりしていたのかもしれない。ハーメルンの笛吹き男のような悪意ある連れ去りでなければ、こんな不思議な体験もしてみたいものだ。自分だったら、押入れの奥の世界まで行かなくても、絵にあるような縁側のあるお茶の間でぼーっと過ごすだけでも癒されるだろうな。2021/03/04

はる

95
怖いのかと思ったら優しいおはなしでした。あ、でも、もしかしたらやっぱり怖いのかも。ちょっと懐かしい「となりのトトロ」のような世界。わたしも幼い頃、家の中を探検して天井裏や押し入れの奥にある不思議な世界を空想したなあ。古い日本家屋って、なにかそれだけで特別な雰囲気がある。えっお母さん…?2019/01/21

へくとぱすかる

87
静かな絵本。読んでいて落ちつく。そして静かに楽しい。細かい黒の線画だけで描かれた世界が、清潔感がある美しさを感じさせる。学校の帰りに出会った、ふしぎな「くろいの」。正体はわからないけど、声をかけてみたくなる。ついていきたくなる。「くろいの」がつれて行ってくれる世界もまた、やさしいタッチの線画でひろがっていく。読んでいくうち、眺めているうちに、何だか、ただ知らないからというだけで、最初から他者を敬遠してしまいがちな心を反省したくなる。2021/12/08

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