出版社内容情報
お父さんが作ってくれたのは、とても広い気がするつくえでした。なにしろ広いから、何をしてもだいじょうぶ! でもそのうち……?
五味太郎[ゴミタロウ]
著・文・その他/イラスト
内容説明
ひろいの?せまいの…?3歳から。
著者等紹介
五味太郎[ゴミタロウ]
1945年、東京生まれ。工業デザインの世界から絵本の創作活動にはいり、ユニークな作品を数多く発表。子どもからおとなまで、幅広いファンを持つ。著作は350冊をこえ、多くの絵本が世界各国で翻訳されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつばちい
29
机が狭い気がするとつぶやいた息子に「気がするんじゃなくてせまいんだ」と広い机を作ってくれた父。あまりに広くて子どもたちが遊びに来て、、? 子どもたちが集まりすぎて文字まで見えなくなる遊び心がすき。2020/11/09
江口 浩平@教育委員会
23
【絵本】担任している一年生に読み聞かせ。お父さんに頼んで広い勉強机を作ってもらったら、次から次へと人が詰めかけてくるという、茶目っ気たっぷりなお話。ページをめくるに従って人が増えていき、台詞が読みにくくなっていくのが面白かった。(読みにくかったが…笑)反応も良かったです。2018/12/17
ヒラP@ehon.gohon
17
五味さんならではの発想です。 机は勉強するところ。 勉強道具が乗りきらないと、勉強する気もどこへやら。 でも広すぎる机は、あれもこれも、これもあれもできたりするから、やっぱり勉強する気もどこかへ行ってしまいそうです。 やっぱり、ちょうど手ごろなサイズが良いようで…。2018/07/30
Mer
16
この御時世「密だよ!」と子供たちから突っ込まれそうだけど、読みたい絵本です。お父さんのキッパリとした物言いがいいなぁ〜!そして楽しそうな たっくさんの子供たち。こんな風にくっついて遊んでも大丈夫な時が早く来て欲しいな...( •́ .̫ •̀ )2021/10/14
遠い日
13
何事も適切な範囲を超えると、どんなに機能がよさそうに見えても、本来の働きを逸脱する。たかがつくえ、されどつくえ。大きさというものの比較対象で変化することの意味を、五味さん、ずばりと描ききっています。2018/07/10