出版社内容情報
もうすぐおゆうぎ会。すみれ組は、『おおかみと7ひきのこやぎ』の劇をすることになりました。あかね先生から、ひとりずつ役が発表されて、背の高いまなちゃんは、おおかみ役をすることになりました。
いっぽう、からだのちいさなかいくんは、強くてかっこいいおおかみ役がやりたくてたまりません。
「えー! ぼくがおおかみやりたい!」
ところが、何回練習しても、まなちゃんはだまったまま。かいくんがやきもきしているうちに、とうとう本番の前の日がやってきます。とびきりすてきな衣装を着て、みんなうきうき舞台にあがりますが……「あれ、まなちゃんがいない!」
正反対なふたりの、まっすぐな思いがぶつかって……。子どもたちの「ちがい」が「おなじ」にかわる瞬間を色彩ゆたかに描く、おゆうぎ会の絵本です。
内容説明
おおかみ役にえらばれたまなちゃんと、どうしてもおおかみ役がやりたい、ちびっこのかいくん。ふたりのまっすぐな思いがぶつかって…。4歳から。
著者等紹介
種村有希子[タネムラユキコ]
1983年、北海道釧路市生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科卒業。2011年、第4回グラフィック「1_WALL」ファイナリスト入選。2012年『きいのいえで』で第34回講談社絵本新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
26
遠い方の新着棚で。もうすぐお遊戯会。演目は「おおかみと七ひきの子やぎ」。おおかみ役にえらばれた女の子・まなちゃんと、どうしてもおおかみ役がやりたい、ちびっこの男の子・かいくん。体格重視で、本人の気持ちは後回し? うーーん。表紙のまなちゃんの冴えない顔もわかるなあ。先生も、全員に満足させるのは大変だろうけれど。裏表紙では笑顔が見られて、ホッ♪2020/08/02
りーぶる
20
いや、ちょっと待って欲しい。配役に思う所はあって、それが全て通る訳じゃないというのは理解したうえで、まだ園児のまなちゃんが、劇の練習中一言も話さないのに、そこに寄り添わず本番前日まで先生は何をしているの?まったくもって納得いかない絵本でした。(5歳)2021/08/29
ちょこちょこ
6
6歳10ヶ月の息子に読み聞かせ。本当はまみちゃんはこやががやりたかったんだよね。体が大きくて衣装が着られないからオオカミに。先生もちゃんとお話ししてあげればいいのに。2020/11/18
HNYYS
3
図書館本。自分の思っていることをなかなか口に出せないお子さんには共感しやすいかもしれません。きちんと口に出す勇気が持てた、まなちゃんはかっこ良かったです。2020/08/07
yuzu
1
5.82020/10/22