出版社内容情報
仲間を助けるため、動物たちは「病気が治る」といわれる森へ向かいます。怖さとともにおおらかな大地の恵みが感じられる絵本。
内容説明
ぞろぞろぞろぞろ。ずんずんずんずん、ふかーい森へとはいっていくと…そこにはずっとむかーしからの、よきおくりものがあるのです。村田喜代子が(芥川賞/紫式部賞/川端康成文学賞/芸術選奨文部大臣賞/野間文芸賞受賞作家)はじめてえがく、生きる恵みの絵本。3歳から。
著者等紹介
村田喜代子[ムラタキヨコ]
福岡県出身。著書に『鍋の中』(芥川賞)『白い山』(女流文学賞)『真夜中の自転車』(平林たい子文学賞)『蟹女』(紫式部文学賞)『望潮』(川端康成文学賞)『龍秘御天歌』(芸術選奨文部大臣賞)『故郷のわが家』(野間文芸賞)など。2007年紫綬褒章受章。絵本の執筆は『もりへぞろぞろ』がはじめて
近藤薫美子[コンドウクミコ]
大阪府出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
52
暗くて怖い森だけど、病気を治してくれるという。病気になったイノシシさんのために、みんなで恐る恐る森へ🌳やっぱり怖い😨😨😨😨けど、森へぞろぞろ🍀森の中には神様がいて、癒してくれる。生命の息吹の森。みんなで自然を大切にすると森が守ってくれる🌳2025/02/22
tomi
29
児童書コーナーを覗くと意外な作家が執筆されていて驚くが、本書は村田喜代子氏初の絵本。病気になった山の動物たちが森を目指してぞろぞろと。てっきり怖いと思っていた森のなかは癒しの場所だった。近藤薫美子さんの絵が楽しいが、動物たちの台詞が細かすぎて読みづらいのがちょっと残念。2015/08/07
Maiラピ
27
あの村田喜代子さんがはじめてえがく、怖さを感じながら自然の生きる恵みを受容できる絵本。深い森へ入ると何かの気配を感じます。そして冷たい水でバシャバシャ、ヒンヤリした澄んだ空気、酸素いっぱい、深呼吸、生きかえった感。森のかみさまに感謝。村田さんっていつか絵本を書かれるじゃないかなって思ってました。村田さんの文章にぴったりなちょっとおっかない森の絵、ユニークな動物たち。楽しい絵本です。2012/06/29
たまきら
24
昨日のベッドタイム本。表紙が水木先生っぽいので、怪談なのかな?とおもったら!おお、これは意外な展開。そしておたまさん大感激!またさらに森が好きになるねえ。2016/03/25
円舞曲
15
賑やかな絵柄が楽しい。2012/07/19