出版社内容情報
忘れんぼうのランスロットが、くまのパブロくんとつりに行く日に始めたことは? たむらしげるワールドでおなじみのロボット・ランスロットの絵本。
内容説明
わすれんぼうのランスロットとおっとりやのパブロくん。きょうは、ソーダいけに、おおきなさかなをつりにいくんだって。たむらしげるワールドでおなじみのロボットランスロットが主人公の絵本シリーズ第1弾!4歳から。
著者等紹介
たむらしげる[タムラシゲル]
1949年、東京生まれ。桑沢デザイン研究所修了。詩情とユーモアのある独自の世界をメディアの枠を超えて発表している。画集「メタフィジカル・ナイツ」で小学館絵画賞受賞。また、映像『銀河の魚』(毎日映画コンクール大藤信郎賞)「クジラの跳躍」(文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞)などの作品がある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
26
ついつい脇道に逸れる・・・。好奇心旺盛で、興味対象がたくさん。頭もフル回転!?大人も子供も、そしてロボットも(?)同じ。付け加えて、パブロくんの友情が光る!環境が創造力を育む。2児の親として注意しなければ・・・。絵は、立体感もある明るさ一杯。お気に入りは、最後のパブロくんが寝ているところ。安心感や信頼感を感じる。蛇足だが、おもちゃや本はCGや重ね絵なのか・・・。不思議だぁ。2013/10/15
Shoko
19
図書館本。読み聞かせ。忘れん坊のランスロット。パブロくん、優しいなぁ。良い友達関係で、素敵。2022/01/28
ジョニーウォーカー
15
もともとは『ガロ』の漫画家さんだったそうだ。描いたキャラクターや家具を切り抜いて厚紙に貼り、デジカメで撮影。さらにその画像をデジタル加工し、プリントアウトして手彩色を施すことで、この不思議な“立体感”が生まれるという。なんとも気の遠くなる作業だが、物語はいたってシンプル。1つのことに夢中になると他のことが手につかなくなってしまうロボットのランスロット。そんな彼を、いつもやさしく見守るクマのパブロくん。二人のやりとりを見ていると、些細なことでイライラする現代の暮らしが、なんだかバカバカしく思えてきます。2011/05/18
遠い日
8
ロボットが登場するというのに、なんとものんびりしたお伽噺みたい。気まぐれでマイペースなロボットのランスロット。気が長くてやさしいくまのパブロくんとは、いい友だちだ。ふたりの約束は果たされるのだろうかと読み手は先を急ぎたくなるが、ここではそれ以上のふたりの気持ちのやりとりが、いい感じ。波長が合うとはこのふたりのこと。2015/08/10
anne@灯れ松明の火
8
図書館で偶然手に取った1冊。ランスロットのマイペースぶりと それに振り回されても「慣れてるから」と気にもしないパブロくんの心の広さに何だか笑える~♪2010/10/15