出版社内容情報
リモコンのブルドーザーを動かしていたら,昨日なくしたスコップを見つけた。さらにどんどんほっていったら…。 5才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
32
なんだか寂しいような、誇らしいような。時間の経過ってすごいな、というか。二年生が先に絵本読んでしまう事とか、「そんなことあったね」って8歳のくせに昔を語るところとか。ごみさんの本て、読んで、こういう気持ちになる。2019/09/09
たーちゃん
18
息子は「こんなところに埋まってたのー!?しかも寝ちゃった?」と笑っていました。2022/09/27
けんとまん1007
16
なんかわかるなあ~この気持ち。どんどん、芋づる式に想い出すってこと。そして、夢の中へ~と思ったら、想い出すんだよなあ~最初のことを忘れてたのことを。はっとしてね、そして、嬉しくなる。2013/09/19
ごんたろう
13
少年は裏の原っぱで無くした玩具を見つける。穴を掘ると夏に無くした帽子を見つける、さらに穴を掘ると春に無くしたボールを見つける。掘り進めると去年の自転車、さらにその昔に使っていたイスやおまるを見つける。本書における地面とは過去の記憶である。昔の記憶をたどり、懐かしい気持ち、温かい気持ちになる。勿論、忘れていることも多い。おそらく少年は、幸せな生活を送ってきたのだろう。階段を上るように成長してきた。それゆえ過去の思い出を探りたくなるのである。ただ昔の記憶に浸っていると現在のことを忘れてしまうから注意が必要だ。2015/10/20
遠い日
11
男の子が遡った時間と記憶の物語。ことばは少ないけれど、自分の中にあるものと直に向き合ったときの感覚が、鋭く自分に還ってくる。最後に「今」とちゃんと繋がるところがすごい。2014/08/04
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