出版社内容情報
りすや小鳥が住み、見晴台がついている大きな木に登ってみたいとねがう、子どもの夢を描きます。 4才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
210
小さな頃は手元で見つめていたのに、今はもう2階の窓から見上げているんだ。庭に大きな大きな木があったら、ぼくたちの遊び場になるし、いろんな生き物たちの棲み家にもなるんだ。抱きつくことも難しくなった太い幹に梯子をかければ、誰でも鳥たちとお話できるようになるし、空も近く大きく見えるんだ。きらめく夜空がツリーハウスを照らしてくれる。秋になると、いっぱいの葉っぱが一斉に温かな色に染まっていく。りすもかけすもやまがらたちも大忙し。葉が落ちれば、みんな春の便りを待っているよ。雪が解けだす頃に立つ、花の香を待ちながらね。2023/11/01
ふう
83
表紙の絵を眺めているだけで期待がふくらみわくわくしてきます。最初に出てくる星空にのびる木の絵もすてき。ページをめくるたびに木がぐんぐん大きくなり、おうちができて鳥たちが遊びにやってきます。小さな家だけど世界と繋がっているかのように夢のある家。気持ちまで大きくなります。高い所、秘密基地、隠れ家…冒険は男の子だけでなく、きっと女の子もあこがれているはず。お転婆だったわたしは、木に縄を結び付けてターザンのまねとかしていたことを思い出しました。 大人にとって木は詩に近い存在。子どもにとっては友だちですね。 2017/05/31
♪みどりpiyopiyo♪
79
「おおきな おおきな 木が あると いいな。ねえ おかあさん」 ■のびのびとした夢が広がる絵本を読みました。大きな木が大きな夢とワクワクを届けてくれます。■文の佐藤さとるさんと、絵の村上勉さんは、小学生の頃にお気に入りだった「コロボックルシリーズ」の黄金コンビ☆ ■りすや小鳥が住み、見晴台がついている大きな木、憧れたなぁ♪ こんな木があったら、ホットケーキも夢みたいに美味しいでしょうね(ღ′◡‵) (1971年)(→続2019/06/21
KEI
61
想像力って素敵だな。大きな木があったら、あんな事もこんな事も出来るし、枝の上に小さな小屋も建てられる。私もそんな時があったなぁ。カレンダーの裏側に、主人公のかおる君と同じ様に大きな木と小屋の絵を描いて遊んだ事を思い出しました。 かおる君の様に大きく育つ木を植えることはしなかったけど。 大人にとっては懐かしさを感じ、子供にとっては夢が膨らむ本だと思います。2018/10/09
Rosemary*
53
トムソーヤの冒険を思い出したり、子供の頃考えたりした夢のツリーハウスに感激!ワクワク、想像ふくらみます。木の上で作るホットケーキ、美味しいだろうな〜♫四季折々の部屋のインテリアも凝っていて、見ていて楽しくなります。動物たちとこんな近くで仲良くなれるのもいいな〜。2015/04/30