出版社内容情報
生まれてから一度も誕生日を祝ってもらえなかったブタの男の子が初めて開いた誕生パーティ。モーリス・センダック最後の絵本。
内容説明
生まれてから一度も誕生日を祝ってもらえなかった主人公に贈ったラストシーンがあたたかく胸をうつ。30年ぶりにセンダック自らが作絵を手がけ、その死の前年に発表された、センダックにとって生前最後の絵本。5歳から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
144
これもセンダックの絵本ですが、今までとはかなり異なる感じで非常にシュールな感じがする部分(とくに人間)もあります。色彩も今までのとはかなり異なる感じがしています。同じ作家とは思えませんでした。何かかわった感じがして、気になる絵本です。2016/12/17
momogaga
52
【大人こそ絵本を】これは名作です。ぜひ映画化してほしいですね。バンブルアーディ役はジョニー・デップ。おばさんのアデリーン役はメリル・ストリープ。みなさん是非読んでください。2016/05/26
とよぽん
49
センダックとは思えない感じの絵だった。9歳にして初めて祝ってもらった誕生パーティーは、ハチャメチャのはじけようで、おばさんは「ブキーッ!」とかんかんに怒ってしまう。でも、最後は・・・。さくまゆみこ訳が、リズム良く面白さを倍増させた。2021/05/21
かおりんご
40
絵本。お誕生日を祝えてもらえてよかったね。読み聞かせるには、文字が少なく絵が細かいので向かないけれど、ほんわかした気分になります。2016/04/28
いろ
28
9歳BD絵本祭♪ ちょっと違うかも…とずいぶん迷ったけど,やっぱり9歳で読もう!一か八かみたいな気持ちで息子と読む。おばさんに引き取られたバンブルアーディが,9歳で,生まれて初めて誕生祝をしてもらうお話。何だか理解不能部分もたくさんあるけど,悪いノリで盛り上がる雰囲気にのみ込まれて読了。途中のバカ騒ぎぶりは,仮装の絵も書込みも面白くて笑っても,毎回,最初と最後には,両親の事情や8歳まで誕生祝してもらってない事に,息子はしんみり「バンブルアーディ可哀想だよね。」やっぱりどうしてもそこに引っかかるよね。2017/02/25