内容説明
ブルーノはおじいちゃんがだいすき。おじいちゃんは、なんでも教えてくれました。でも、おじいちゃんは、もういません。ブルーノはくやしくって、かなしくってしかたありませんでした。毎晩ねるまえ、ブルーノはおじいちゃんの写真にむかってはなしかけました。するとすこし元気がでるのでした。まるでどこかとおくから、おじいちゃんがほほえみかけてくれるような気がしたからです。ドイツ児童文学賞・ドイツの最も美しい本賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
45
義父が自宅で亡くなったあと、娘は葬式を手伝ってくれた葬儀屋さんが何を言っても一切協力しませんでした。ところがずっと黙って全てを眺めていた彼女が、いとこが来たとたんすべての手順を教え始めてびっくり。結局一番作法を覚えたのは彼女でした。はっきり色々伝えることの大切さを学べた時間だったので、この本を見ながら死体の描写って意外と大切なんじゃないのかな、と思いました。娘さんからの感想はありませんでしたが、受け取るものはあったのかな。2022/10/28
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
44
テーマが死のドイツ絵本。死についてまだ理解できないブルーノ。おじいちゃんが突然いなくなり、少しずつ死を受け入れていく様子が描かれている。死を受け止める、特に肉親のは大人でも受け入れられず時間がかかるものだが、子供に説明するのはさらに難しい。この本はその助けになりそう。2021/07/24
ヒラP@ehon.gohon
24
父の葬式の時に、どうしてこんな本に出合ってしまうのでしょう。 お父さんの気持ちも、孫の気持ちも、どちらもズシリと来てしまいました。 おじいちゃんの死、おじいちゃんの葬式を、不思議な思いで考えるのは、むしろ自然かも知れません。 だって自分は死んだことがないのですから。 おじいちゃんの全てがストップしてから、そのロスをどのように受け止めるのでしょう。 お話も絵も、ユーモアとアイロニーでまとめられているのが救いでした。2022/09/08
ごへいもち
14
読友さんご紹介本。絵が好みでした2023/02/06
ヒラP@ehon.gohon
11
大人のための絵本2022/09/04
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