出版社内容情報
大繁盛していたパイ工場の会計係が,お金を持って逃げてしまいました。オルソンさんはなんとかお店を立て直そうとしますが…。 5才から
内容説明
「町の人たちにおいしいミートパイをたべてもらわなけりゃ…」オルソンさんは毎日いそがしくはたらいています。ところがある朝、会計がかかりのストロームさんが、工場のおかねをもって、にげてしまいました。ストロームさんがかえってくることをしんじるオルソンさん。でも、いい材料をかうおかねはもうそこをついて…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
人を信じるミートパイ工場の主人オルソンさんが、お金を持ち逃げされ良い材料が買えなくなってしまった…。仕方なくパイにおまけをつけて売ることにしパイは売れたけれど、おまけだけとってパイは捨てられる始末…どうするオルソンさん!2020/02/07
がる
6
ニューヨークタイムズ社 1989年度、最もすばらしいさし絵の児童書。 人間、追い詰められるとわけのわからない行動しちゃうものだよなぁ。それにしてもストロームさん、帰って来てくれてよかった!!2012/01/24
まげりん
3
せがまれて特学の子に読む。いやオルソンさんそりゃむちゃだよ…ストロームさんお妄想も大人。ちょっとびっくりだけど、面白かった。2022/04/14
奥山 有為
3
出てくるミートパイが、あまり美味しそうじゃないんですよね(笑)書かれてある小さい時は分からないようなこと、今なら分かるけれど、小さい時は何故この本を読み返したのかなぁ。2011/04/09
履庵
2
おいしいと評判のミートパイを製造、販売しているオルソンさんは、経理担当者に会社の資金を持ち逃げされてしまう。お金がないから、安い材料でミートパイを作るが、だんだんお客さんは離れていく。経営が苦しくなって自暴自棄になったオルソンさんは、材料にとんでもない”おまけ”を入れて販売する。おまけ目当てでパイは売れるが、おまけだけ取ってパイは至る所に捨てられている。もう、店を畳むしかないところまで、追い詰められたオルソン一家。だが、そこに経理担当者が戻ってくる・・・。お金と経済に気付く絵本かな。2013/08/04