内容説明
小さな村のとけいやさんに、たくさんのはとどけいがかざってありました。とけいが一じかんごとに鳴るたびに、はとが「ポッポー」ととびだします。村の子どもたちは、そんなはとどけいをみるのを、まいにち楽しみにしていました。そのなかに、一わだけ、いつもおくれて鳴くはとがいたのです…。ちょっとまのぬけたはとどけいをめぐる、小さなとけいやの老主人と子どもたちのほのぼのとした心の通いあい。ユーモアに満ちたあたたかいお話です。5・6歳から。
著者等紹介
スロボドキン,ルイス[スロボドキン,ルイス][Slobodkin,Louis]
1903‐1975。アメリカのニューヨーク州で、ウクライナ出身の両親のもとに生まれる。美術学校を卒業後、彫刻家として活躍。『元気なモファットきょうだい』(岩波書店)の挿絵を手がけたことから、子どもの本の仕事をはじめる。絵本『たくさんのお月さま』(徳間書店)でコルデコット賞を受賞
くりやがわけいこ[クリヤガワケイコ]
本名・厨川圭子。1924年中国東北部に生まれる。慶応義塾大学英文科卒業。英米文学の翻訳に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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