出版社内容情報
家出してもわたしのこと好き?と聞く娘に、親の愛はいつも変わらないと優しく答える母。母子の心暖まる絵本。 5才から
内容説明
「かあさん、わたしのことすき?」「ええすきよ、だいすきよ。」「どれくらいすき?」世界のどこの子たちもたぶん、あるときふと親の愛情を確かめてみたくなるのではないでしょうか。本書のイヌイットの少女もそう思いました。くじらやつのめどり、狼などの動物を登場させながら、女の子は、くり返しおかあさんに問い、おかあさんもまた、くり返し娘に答えます。“親子の絆”という普遍的なテーマを描きながら、同時にイヌイットの暮らしがいきいきと伝わります。しずかな色調の魅力ある絵は、北極圏の生活を美しくくり広げて見せてくれます。ゴールデン・カイト賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ochatomo
12
アメリカの絵本 ゴールデン・カイト賞(絵本・絵)受賞 イヌイット文化がたくさん描かれている 巻末に解説あり 原題“Mama, do you love me?” 元本1991年 1997刊2020/03/19
たまきら
9
さむ~い国に思いをはせつつ、でも世界中どこでも女の子がおかあさんに聞いてる言葉なんだな~と。娘を持つ喜びをかみしめつつ一緒に読みました。2015/08/13
遠い日
8
お母さんにわたしを好きかと聞く女の子の、その心中。答えがわかっていても繰り返し聞かずにいられないくらい、お母さんが大好き。お母さんの「どのくらい」の例えがイヌイットの暮らしに準じていて、妙味がある。母子の愛情のかけがえのなさ。2017/08/22
ははは
8
こんなふうに聞いてくれる時が一番幸せだった!2013/09/22
ネジとサビ
7
似たような本はたくさんあるけれど、この本は好き。 大きくなると、照れくさくてなかなか大好きよ~とは言えなくなった子どもたちに、読み聞かせという形で伝えられる。小4の娘に読み聞かせ後、二人で良かったね~とほっこり。2020/01/15