出版社内容情報
ミルは、おいしいものにとっても鼻がきく女の子。おにぎりの中の具も、クンクンかいで当ててしまえるくらいです。そんなミルが、おばあちゃんのおうちに引っ越すことになったのですが、どうもおばあちゃんの台所からは不思議ないい匂いがするのです。それはミルにしかかげない匂いのようで……。お料理やおかしをつくるのが上手だったおばあちゃんの思いがしみこんだ台所でおきた素敵な出会いを、あたたかくえがく絵童話です。おはなしのなかでつくるクッキーのレシピ付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
定年(還暦)の雨巫女。
15
《本屋》亡くなった人が、作ったお菓子。食べたいよなあ。亡くなった人から、レシピ教えもらえたら、嬉しいなあ。2022/11/10
遠い日
4
絵本ですが、テキストの量は結構あって読み物として楽しめます。鼻が効きすぎるくらい効くミルが嗅ぎあてたクッキーの匂いから、知り合った小さな小さなペティおばさん。お料理の妖精みたいな人(?)。亡くなったおばあちゃんの家の台所で、ペティおばさんに習うクッキーの作り方。懐かし味の再現。レシピを残してくれたおばあちゃんから、しっかりと伝わるものがありましたよ。2022/11/12
のりり
0
絵本。部屋の様子や台所にある食器など細かいところもぬくもりのある絵で描かれている。おばあちゃんが亡くなったあとおばあちゃんの家に引っ越してきたミル一家。ミルはとても鼻が効く。料理好きのおばあちゃんとの思い出のチョコチップクッキーのにおいがしてきて…。2022年。2024/06/16
マツ
0
子どもの読み聞かせ。 おばあちゃんと同じクッキーを作ってお母さんに食べてもらいたい、って気持ちがうれしい。 長めの絵本だったけどジッと聞いていた。2023/06/22
たくさん
0
なんだかふわりとした絵から入って、おばあさんが亡くなって寂しい要素があんまりなくってみんな明るい。スプーンおばさんみたいなおばあさん。好きなものに導かれるみたいな不思議なことは確かに霊性というか相性はあるよね。私もいろいろな秘伝を文章にしてしたためておかないとなって思います。2022/10/23




