出版社内容情報
夜中に、具合の悪い子どものところにきてくれるお医者さん、それがねこのローベルト先生です。今夜は、どんな家にいくのでしょうか? 読者に強い印象を残す作家、木地雅映子と、独特の世界観と絵で人気の漫画家、五十嵐大介によるあたたかい作品です。
内容説明
よなかに、ぐあいがわるくなった子どものところにきてくれるおいしゃさん、それがねこのローベルト先生です。こんやは、どんな家にいくのでしょうか?
著者等紹介
木地雅映子[キジカエコ]
1971年、石川県生まれ。作家。日本大学芸術学部演劇学科卒業。1993年「氷の海のガレオン」が群像新人文学賞優秀作となりデビュー
五十嵐大介[イガラシダイスケ]
1969年、埼玉県生まれ。マンガ家。作品に『魔女』(文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞)、『海獣の子供』(日本漫画家協会賞優秀賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞)、などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
96
小さい子なら、4分の1サイズのバイクで颯爽とやって来るローベルト先生にわくわくするだろう。大きい子なら、病気になった時の親の優しさを思い出したり、貧しい国の子どもたちのことを思うかもしれない。まさに今子育て中の人には、適切な手当てを教えてくれ、育児を卒業した人には、子どもが苦しんだ夜の不安感を思い出させる。そして、ねこの手は癒やしの手だと知っている愛猫家に、幸せな気持ちをくれる本。2019/10/03
☆よいこ
66
2歳の弟ユウくんが夜中に急に吐きだした。ユキは電話帳で「夜間救急専門小児科医、松田ローベルト」の連絡先を見つける。やって来たのは小さなバイクに乗った白黒のネコ。松田ローベルトと名乗ったネコは手際よくユウくんの手当てをしてくれた。▽ローベルト先生、素敵。「子どもが、ぶじに大きくなるってことは、このせかいでいちばん、しあわせなことなんだからね」2019/07/03
k sato
47
その肉球でお熱を測ってほしい(´▽`)夜中に救急診療してくれる松田ローベルト先生。なんと猫の小児科医です。バイクにまたがり、二足歩行して駆けつけます。深夜に急激な吐き下しで苦しみだすユウくん。お父さんもお母さんも大慌て!小児科に電話するも繋がらず・・・そんなとき、ローベルト先生が颯爽と登場するのです!迅速かつ的確な診断。トイレに座り込むユウくんのおちりをふきふきするローベルト先生。飲み薬を口に運ぶときは薬さじを猫の手に持って・・・あぁ、わたしのことも診察してくれますか?診療報酬はカリカリで。ウェットも可。2023/10/21
chiaki
41
夜中腹痛と吐き下しで体調を崩した弟のユウくんに、救急車を呼ぶべきかユキたち家族に緊張が走る。電話帳に突如現れた夜間救急専門の小児科医の番号。やって来たのはねこ!?中盤、ローベルト先生が貧困な国々での医療の現実に思いを馳せる所に背筋が伸びる。『よのなかのかなしいところばかりに、こころをうばわれてはならない』けど、目の前の命を救うその使命感に胸が熱くなる。私もローベルト先生を頼りたい!猫耳ヘルメットを被ってカブに跨がるその後ろ姿、かっこいい、素敵!!!そして、昼間のギャップがにゃんとも言えず可愛い。2020/06/23
どあら
40
図書館で借りて読了。小さい子供の急変で焦る家族を助けるのは、小児科医のローベルト。絵も好きだし、お話の内容も良かったので中学校図書室にも置いてほしいです😸2021/05/20
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