出版社内容情報
料理なんてとんでもない? そんなあなたをたすける本、それが「料理しなんしょ(指南書)」。たのしくおいしい料理のおはなしです。
内容説明
「料理なんてやっぱりむり、だれか、たすけて…。」そんなあなたのためのとくべつな本、それがこの『料理しなんしょ』です。「しなんしょ(指南書)」とはなにをどうしたらいいかおしえてくれる本のこと。なにもできなくても、だいじょうぶ。おゆをわかすところから、1か月ずつすすんでいけば、12月にはパーティができるうでまえに!たのしくおいしい、料理のおはなしです。小学校中学年から。
目次
1月 おちゃがのみたいだけなのに
2月 たかがタマゴ、されどタマゴ
3月 ちぎってむしってそれでも料理?
4月 なくならないイチゴ
5月 あなたがいればほかにはなにもいらないの
6月 だしは魔法のスープ
7月 じめんのしたのたよれるやつら
8月 だいどころのおと
9月 ただやくだけで
10月 たべものをそまつになんてできません
11月 かぜっぴきで料理?
12月 まもりがみのごほうび
著者等紹介
まるもとただゆき[マルモトタダユキ]
1965年、京都市生まれ。東京大学卒業。出版社勤務を経てフリー編集者・ライターに。編著書多数
こがしわかおり[コガシワカオリ]
1968年、埼玉県生まれ。出版社勤務後フリーに。児童書の作・絵作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
52
読友さんのレビューが気になって借りました。ほんとこのオリジナリティはなかなか他の絵本になくて面白かったです。初心者こっぺちゃんのためのお茶やゆで卵といった簡単なレシピなので、お子さん向きなのかなぁ。と思いつつ、著者ののびのびとした自由さは大人のほうが楽しめるかも。イラストが可愛くてこっぺちゃんのお洒落さんなファッションも見所。イモリとヤモリは画像でしっかり調べたので見分け方はもうバッチリです(笑)2018/02/27
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
46
こがしわかおりさんの絵に惹かれて。料理未経験の主人公コッペちゃんがイモリとヤモリに教わりながら料理の練習をする。1か月に1つずつ、料理をするが難易度が少しずつあがっていく。経験する事で料理の腕も上がっていく。アドバイスも大らかな感じなのもいい。2022/07/13
ぶんこ
41
イラストが可愛い面白い本でした。お湯を沸かしたこともない女の子コッペちゃんと猫のオサジがお留守番。お茶を飲みたくなったな。そんな時棚から落ちてきた「料理しなんしょ」。読んでもチンプンカンプン。そこへイモリとヤモリがお手伝いに現れます。1ヶ月に1つのお料理指南。なんとお味噌汁は昆布とおかかで出汁をとることから始めてました。温泉卵の作り方では茹でる温度の原理も書いてあって、へぇ、知らなかった。オサジが作った黄金うどんが美味しそう。生姜は皮ごとするのか。この指南書優秀。2022/08/04
はるぽん🐰道草中🐱
35
タイトルは「料理しなんしょ」。指南書〜何をどうしたらいいか教えてくれる本のこと。ものぐさで料理なんてしたことがなかった女の子コッペが、黒猫オサジと一緒に、お茶を飲むためのお湯を沸かすことから色々学んでいく12ヶ月のお話です。料理を教えてくれるヤモリとイモリの「料理はざっくりがいちばん」「だいたいでいい」そんな言葉が嬉しい。初めてが楽しいって大切なことだよね♪2020/06/12
みさどん
17
子ども向けの料理本だなんて素敵。始めは何もできなかった女の子が最後は簡単スイーツでお客様用を作るまでに。イモリとヤモリが教えてくれて、最初はお茶を飲むことからって、しっかり子ども目線。料理ができる男性が増え、料理が下手と堂々と女性が言えるようになり、このような本もできていいじゃないか。私は超簡単でもスイーツを作る気になれない。好きな本棚。2022/08/18
-
- 和書
- キリスト教と近代の迷宮