内容説明
らっちゃんは、カタカナをならいました。でも、ンとソ、ツとシなど、ときどき、どっちがどっちかわからなくなってしまうのです。ハラハラしているのは、カタカナたち。なんとかただしくかいてほしいとおもって…。「くっつきのもじ」「にたものどうし」「ホンノムシ」カタカナたちがだいかつやくする全三話を収録。6歳から。
著者等紹介
宮下すずか[ミヤシタスズカ]
1957年長野県生まれ。編集者として、学術専門書の出版社に勤務。「い、ち、も、く、さ、ん」で第二十一回小さな童話大賞を受賞。『ひらがなだいぼうけん』(偕成社)で、第十九回椋鳩十児童文学賞を受賞
みやざきひろかず[ミヤザキヒロカズ]
1951年奈良県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のこ
12
ひらがなの続編!前作もでしたが、それぞれの文字の言い分が面白いです。確かにカタカナって似てる形ばかりだよねぇ…。私自身も手書きで完璧に区別できてるかっていうと怪しいです。“ヲ”の嘆きに笑ってしまった。■カタカナでなくてもいいかな?と思う話もありましたが、カタカナと言葉の面白さを再発見できる本です。2014/02/18
遠い日
10
文字の大冒険シリーズ。カタカナを覚え始めたらっちゃんに、まちがって書かれたカタカナたちが、わちゃわちゃと飛び出しては、入れ替え、組み替え、大冒険。うまくしないととんでもないことばができあがる。「ホンノムシ(本の虫)」の意味を探る冒険は、おもしろかった。間違えやすいカタカナにスポットがあてられているのもいい。ことばっておもしろい。文字っておもしろい。2017/03/02
おはなし会 芽ぶっく
9
カタカナを習う年齢にいいかも?(私はカタカナ苦手な特別支援学級の子に読もうと思いますが)『くっつきのもじ』『にたものどうし』『ホンノムシ』の3編。くっつきのヲはひらがなも時々間違える子どもがいると聞きました。難しいよね!主人公はらっちゃんという女の子。2019/03/07
Sayaka
8
1年生にちょうどいいカタカナのお話。学生時代、今の夫の部屋には『レオソ』と書いたビデオテープがありました。海遊館の近くにも『イソド料理』という看板のある店がありました(今はもうその看板無い)。ンってそんなに難しいかな。 この本では『本の虫』という言葉を娘に教えることが出来たことが嬉しい。2017/09/20
みとん
5
1年生女児と一緒に読みました。カタカナを習い終え、ふりがなつきの文字の大きな児童書に興味を持ちはじめた(「読める!」という自信がついたのかも)1年生。最初の数ページは、本人に読んでもらったけど、授業時間と読むのに飽きちゃうとせっかく本好きな子になりはじめてるのが台無しになってしまうこもという危惧により、シリトリあたりから読み聞かせにしました。話の流れから、溺れているのは「ヲ」と大人はわかるのですが、しっかり「ラじゃないかなぁ?」と騙されてた(笑)気に入ったようで、『ひらがなだいぼうけん』も借りてました。2016/10/18